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ラテン系ファッシズム [2012年09月18日(Tue)]
『ムッソリーニ(上)』(ニコラス・ファレル、白水社、449頁、3800円、2011年)、『ムッソリーニ(下)』(412頁、3800円)を読んだ。これまで、私はムッソリーニには関心が薄く、ファッシズムのボスはヒットラーであり、その弟分くらいに考えていた。

ところが事前の想像とはまったく違う。ヒットラーのように残忍ではなく、明るいラテン系ファッシズムとでも呼べるものだ。当時のスターリンの共産主義を超える階級対立を超える地平にファッシズムを位置づけている。なんとも楽天的な社会構想なのだ。

そして、これを国民が熱狂的に支持するのだ。他方において軍事力はまったく弱く、どこと戦争しても闘いにならない。どんどん敗北する。まあ、ムッソリーニの戦争戦術もまったくへたくそなのだ。

たしかに国民はムッソリーニによって被害をうけた。だが、ヒットラーやスターリンや毛沢東のように何百人万人もの人々を殺してはいない。(この点では日本も残虐の側にはいるだろう。ゲルマン民族、スラブ民族、アジア人種とラテン系は違うのだろうか?第二次世界大戦で日本人は300万人殺されたり、死んだりしているが、多分600万人以上を殺しているのではないか?)

本書を読んでいて怖いのは国民の意識だ。あれだけムッソリーニを支持していた国民がヒットラーの死体を愛人と共に逆さずりにして、その死体に唾を引っ掛けるのだ。

ファッシズムを創るのは、独裁者だけではない。国民が作り上げるのだ。日本でもこのことは心しなければならない。
Posted by 田中尚輝 at 23:41
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