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日本はユートピアに近い? [2012年07月23日(Mon)]
 平板な日本人論、比較日本人論ではなく、立体的な日本人論が出版された。

『(日本人)かっこにっぽんじん』(橘 玲、幻冬舎、381頁、1600円、2012年)である。

橘は、「はじめに」において、次のように指摘し、その解明を本書で実行している。

3.11である。「日本の被災者は世界を感動させ、日本の政治は国民を絶望させた。」この乖離を日本人論としてどのように解いていくのか。

 日本人は、「あなたは進んで国のためにたたかいますか?」「あなたは日本人であることに誇りを感じますか?」「権威や権力はより尊重されるべきですか?」という国際比較調査において、日本はいずれも最下位なのだ。

 ここに筆者は、日本人の世俗性と合理的価値観の高さ、自己表現欲求を求めていることをみつめ、以外に日本人がユートピアに最も近い位置にいるのではないか、と指摘する。

 そのユートピアとは、「すべてのローカルな共同体(伽藍)を破壊することで国家をフレームワーク(枠組み)だけにして、そこに退出の自由な無数のグローバルな共同体を創造していく。後期近代(再帰的近代)の終着点」=ユートピアの入り口、という設定だ。

 本書は、政治哲学からも日本の政治を整理しなおしており、本格的な日本人論として知的関心をあおられる好著である。
Posted by 田中尚輝 at 09:38
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