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アメリカの独善性とオバマの正体 [2012年06月21日(Thu)]
 日本の分析で質の高い著作をあらわしているウォフレンが衝撃的な本を出版した。
 
『アメリカとともに沈みゆく自由世界』(カレル・ヴァン・ウォフレン、徳間文庫、487頁、781円、2012年)がそれだ


 この本はウォフレンの名著『日本権力の構造』と双璧をなす力作だ。また、アメリカを通じて日本を見ることができる。ぜひお読みになることとお勧めする。

 ウォフレンの本著で圧巻なのはオバマ大統領を裸にしていることだ。政治学者のオバマは「熟議を尊重する」という論を本ブログでも紹介したことがあるが、著者はまったくそうではなく、大資本(金融、保険、製薬会社、軍事産業など)の利益に回っているだけだと指摘する。

 たとえば、私たちも注目した「健康保険制度」であるが、新しく法律を作ったもののクリントン大統領がめざした大転換ではなく、結果として保険会社を喜ばせ、製薬会社を儲けさせただけという辛い評価だ。

 たしかに社会制度としての健康保険制度をつくったわけではない。民間の件保険に入りやすくしただけなのだ。これによって保険会社が儲かるようにし、未加入者の利益にはなっていないのだ。

 また、リーマンショックからの金融危機についても、根本的な改革(一旦倒産させて、ギャンブル金融に歯止めをかけ再生する)ができたにも関わらず、オバマは金融機関が「大きすぎて潰せない」という理由を掲げて、税金を投入した。その結果、ギャンブル金融はそのままで生き残っている。

 また、戦争についてもオバマになっても継続している。イランに対してもしっかり侵略している。そしてこの論拠は9.11による絶対善なる「アメリカ」をテロで攻めてくるアルカイダ・イスラムは悪の枢軸という独善的なものだ。

 私も違和感を感じたのはウサーマ・ビン・ラーディンの殺しの場面をオバマやクリントン国務長官らと楽しそうにテレビ鑑賞をしている場面を一般に公開した神経だ。やはりオバマはアメリカを現代の特別の帝国と考える独善主義の中に居るのだ。

 ところで、日本もこのアメリカと軌を1つにし、その配下におとなしく入っていることだ。

 日本の改革にはアメリカの改革も視野に入れなければ、進まないと言うことだ。気が重くなるが、本質を教えてくれる本だ
Posted by 田中尚輝 at 06:50
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