CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
プロフィール

田中尚輝さんの画像
<< 2019年10月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
Redwing
日本の貧困・格差を「なくす (02/16) 高橋潤
ホンダOBが行く (02/14) 江藤清巳
NPOを応援する人材 (02/06) 高橋潤
NPOリーダーの覚悟 (02/05) ふみみん
コミュニティカフェ2題 (02/02) 高橋潤
上野千鶴子の田中批判についての意見 その2 (01/08) 井上貴至
検察の弱さ その2 (01/04) 藤本泰宏
自己肯定 (12/16) さくら
「橋下」勝利をどう考えるか? (12/09) 高橋潤
人間関係学 (12/03)
リンク集
最新トラックバック
http://blog.canpan.info/tanaka-naoki/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/tanaka-naoki/index2_0.xml
市場と民主主義の関係 [2012年06月15日(Fri)]
 マイケル・サンデル教授が日本で大人気だ。2週間くらい前には、東京で5000人を集めての「白熱講義」が実施された。これには数倍の人々が応募したと言う。

それにあわせて出版されたのが、『それをお金で買いますか 市場主義の限界』(マイケル・サンデル、早川書房、329頁、2095円)だ。

 なぜ、サンデル教授に焦点が合うのか?2つの理由があると思う。

 1つは、日本の市民が政党政治に絶望し、根本的に政治を考えようという機運が出てきていることだ
 サンデル教授は「政治哲学」「公共哲学」の研究者であり、政治を原理的に考察すると言う立場にある。だから、政治を原点から考えなおさなければならない機運と合致するのだ。

2つは、「市場主義」の限界だ。政治における民主主義と経済における市場主義は対応してきた。ところが、民主主義がおかしくなることと並行して市場主義がメタメタになってきている。市場主義の反省が起こってきているのである。

 本書は、市場主義の行き過ぎを指摘し、その是正について「政治」のコントロールが必要としているのである

 「われわれの政治生活において、市場の役割と範囲をめぐる真剣な議論はなされないままだ。民主党と共和党は相も変わらず、税金、支出、財政赤字についての論争をつづけているが、いまや党派色が増すばかりで、啓発や説得の能力はないに等しい。公益のための仕事も、最重要課題への取り組みもできない政治システムに国民が不満を募らせるにつれて、政治への幻滅は深まっている。」(25頁)

 まるで、日本の現状を指摘してるようだ。

 私はいま、ウォルフレンの現代アメリカの分析の本を読んでいるが、この現状分析とサンデルの政治哲学をあわせて読むと理解が深まるようだ。

Posted by 田中尚輝 at 09:06
この記事のURL
http://blog.canpan.info/tanaka-naoki/archive/869
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
 
コメントする
コメント