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改正「介護保険法」の理解 [2012年05月12日(Sat)]
紹介 『改正介護保険 サービス・しくみ・利用料 がわかる本』(川村匡由監修、自由国民社、175頁、1450円)

 研究者として、また地域においてコミュニティ形成の実践(私たちの言葉でいるコミュニティカフェ)を勧めクティブな市民としても活躍している川村匡由武蔵大学大学院教授(地域サロン「ぷらっと」主宰)が上記の本を出版した。

 介護保険法は5年おきに見直し改正が必要ならすることになっており、介護報酬は3年単位で行われる。2011年には2回目の介護保険法の改正が行われた。本書は改正された介護保険法について3部構成によって説明している。

 第1部 ここが変わった!介護保険改正のポイント
 第2部 介護保険で利用できるサービスと利用料
 第3部 介護保険のしくみとケアプラン


 介護保険法は改正のたびに複雑になり、使いにくくなってきている。この理由は介護保険料・予算の引き上げをセイブしながら、要介護者の増大に対応しようとしているために、サービスの種類を多くしながら、報酬を押えようとしているからに他ならない。

 かつ、厚生労働省は介護保険法の設計を誤り、その対象者を低いレベル(要支援1.2)、要介護(1.2程度)を含むサービス制度としたこと、その上「地域支援事業」ということで要支援以前の高齢者にもサービスを提供することにしたために、他方において自治体が行わなければならない「地域福祉」を背負ってしまったのである。全国の多くの自治体においてはいまや「地域福祉」はすべて介護保険制度の地域包括センターに依存して責任逃れをしているという始末である。

 この結果、介護保険制度がグチャグチャになっている。しかし、私たちは介護保険制度が日本の高齢社会を支える重大な骨格を成す制度として発展させていかなければならない。そのためには制度を良く知り、上手に使いこなすことが当面必要だ。次回の改正においては現行の制度の「とどめ無き複雑化」から、「簡略化」へ舵を切らなければならないだろう。

 こうしたときに川村教授が監修して、複雑な介護保険制度をわかりやすく図入りで解説した本を出版した。介護保険事業者には頭を整理し、利用者のための説明用に、これから介護保険を利用する人には介護保険制度の全体像を知るための格好の本である。座右に1冊おいておくことをお勧めする。
 
Posted by 田中尚輝 at 06:36
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