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オバマの政治哲学 [2012年04月27日(Fri)]
 すでに紹介したが、 『オバマを読む アメリカ政治思想の文脈』(ジェイムス・クロッペンバーグ、岩波書店、321頁、3500円、2012年)を読んだ。

 アメリカの政治思想に政治哲学・公共哲学の本を読む中で関心が出てきたからだ。ただ、前の紹介のときには、日本の政治家のレベルの低さに愕然とし、そのことだけを述べた。

 オランダの優秀なジャーナリストであるウォフレンによれば、オバマもアメリカの金融資本の配下になったと糞みそだが、政治思想の観点から整理された本書は興味深い。

 本書によれば、何よりもオバマは政治思想家なのだ。そのことを著者はオバマの2冊の著作やその他の論文、ノーベル平和賞受託演説、個別政策への対処から分析をしている。

 そうした中で、私の関心を引いたのは彼の出生(ケニア人の父親、白人の母親)が思想形成に深く関与していることだ。さまざまな流れ(人種、文化、思想など)の集約点にオバマは居る。また、シカゴでの「コミュニティ組織家」としてオバマの思想や行動形式が形成され、完成していったことが述べられている。

 ことに、その中で「熟議」をベースにおいていること、そして「コミュニティと個人」の間の矛盾がなかなか解けないことをしりつつ、それへの挑戦が必要と言うことを理解していると言うことだ。つまり、「公共善」を個人個人の哲学にしていくことの難しさだ。ここにコミュニティ形成が十分にできないゆえんがある。

 高齢者健康保険法の成立を分析しながら、そこのある思想、ただし政策的には妥協を辞さない、そして、「熟議」を入れ込むオバマの政治手法を分析している。

 なんとか日本の政治のレベルを上げていきたいが、現在の民主党主流派の行動を見るかぎり、諦めの心境になる。どうして、原発再開にこんなに野田内閣は前のめりになるのか?不思議でならない。野田首相にお勧めしたい本だ。
Posted by 田中尚輝 at 12:46
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