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民衆騒乱の構造 [2012年01月24日(Tue)]
 『民衆騒乱の歴史人類学』(喜安朗、せりか書房、3000円、302頁、2011年)

 パリの1848年の「民衆争乱」について、民衆の中に這いりこんでの構造分析をしている。

 労働者が給料日に飲み続け、あくる日は休んでしまう。そして、おごられたらおごり返すと言う習慣があったこと。騒乱の開始はカーニバルのごとく、権力側によって殺された死体を馬車に乗せ、山車を引くという形式をとったこと。

 国民軍(政府軍)は、高額所得者によって形成されたが必ずしも政府側にたって民衆弾圧によって武装されていたのではなく、一部は民衆側に立つこともあったこと。

 当時のパリの住居は1階2階に大家や裕福な人が住み、3階以上の上層階に低所得者が住んだこと(エレベーターがないため)、1,2階のプチブルジョアジーと上階のプロレタリアートの対立など。

 「騒乱」にはアジテイターやオルガナイザーが必要だが、その前提として人々の生活の変化や不安の増大が底辺からあったことを描いている。当時の警察による調査などを分析してまとめられた本だ。

 アンリ・ルフェーブルがパリコミューンを民衆の「お祭り」として表現したが、その内実をさぐる好著だ。

 日本人がパリの騒乱について好著を発表しているが、日本についての研究もこうしたレベルのものを欲しい
Posted by 田中尚輝 at 07:15
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