• もっと見る
プロフィール

田中尚輝さんの画像
<< 2019年12月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
Redwing
日本の貧困・格差を「なくす (02/16) 高橋潤
ホンダOBが行く (02/14) 江藤清巳
NPOを応援する人材 (02/06) 高橋潤
NPOリーダーの覚悟 (02/05) ふみみん
コミュニティカフェ2題 (02/02) 高橋潤
上野千鶴子の田中批判についての意見 その2 (01/08) 井上貴至
検察の弱さ その2 (01/04) 藤本泰宏
自己肯定 (12/16) さくら
「橋下」勝利をどう考えるか? (12/09) 高橋潤
人間関係学 (12/03)
リンク集
最新トラックバック
https://blog.canpan.info/tanaka-naoki/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/tanaka-naoki/index2_0.xml
田中角栄がいたならば [2011年12月14日(Wed)]
 参った。14日は岡山県備前市(人口3万8千人)に来た。その真ん中だと思うが伊部(いんべ)駅の駅舎にもなっている観光会館で講演した。この会場からもEモバイバルが通じない。講演後、旅館に移動し、皆さんと食事、そこで宿泊。小さな旅館だが、備前市の備前焼のお店通りの真ん中にある。ここでもEモバイバルが通じない。備前市は3万8千人の市だ。一体どうなっているのだろう。私はブログを毎日書くことにしたので、小さい頃の夏休みの日記みたいだが、さかのぼった日付で書く。

 『田中角栄に 今の日本を任せたい』(大下英治、角川SSC新書、840円、255頁、2011年11月25日)を読んだ。

 本書は、田中角栄のブレーンであった(というより吉田茂以降の歴代内閣のブレーン)であった下河辺淳(元国土庁長官)や、接点のあった渡部亘三衆議院議員、藤井祐久、鳩山邦夫などからのインタビューで構成されており、なかなか面白い本だ。

 なお、下河辺さんは私がつくった公益社団法人長寿社会文化協会(WAC)の初代会長を引き受けてくれた人で、私があった人物の中で最も天才的なひとだ。いまもお元気だ。


 そして、なんとも現下の政府や政治に物足りなさを感じさせられる本だ。なんとかならないものか、と歯がゆさを感じる。

 本書で取り上げられている1点だけを紹介しておこう。それは首都移転だ。

 田中角栄であれば、首都移転ないしは少なくとも副首都を被災地である仙台か、福島に置いただろう、と言う。

 このことは首都直下型地震が30年以内に70%の確立で起こると予測されているにもかかわらず、何の動きも無い。

 今度で着る「復興庁」でさえ、被災地ではなく霞ヶ関に置かれる可能性が強い。

 どうして、首都移転や副首都ができないのか。これははっきり官僚たちが東京を離れたくないからだ。

 首都移転には地域的な対立がある。これを官僚たちは煽って「都落ち」したくないだけなのだ。

 こういうことこそ、政治主導・政治判断が求められる。野田さん、頑張って欲しい。せめて復興庁くらいは被災地に置くことだ。こういうこと期待するのは無駄か。
Posted by 田中尚輝 at 11:06
この記事のURL
https://blog.canpan.info/tanaka-naoki/archive/697
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
 
コメントする
コメント