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渡邉恒雄の権力とマスコミ [2011年11月27日(Sun)]
 本書を読むと読売新聞は手に取りたくなくなるし、ましてや読みたくなくなる。

 『渡邉恒雄 メディアと権力』(魚住昭、講談社文庫、762円、497頁、2000年6月発刊の単行本を03年8月に文庫化)

 「ナベツネ」の略称で呼ばれる人物は、目下、巨人軍のジェネラルマネージャーの首切りで脚光をあびているが、彼にとってはこんなことは朝飯前のことである。

 本書は渡邉の幼少期から、学生時代、読売新聞社に入ってからの流れを克明に追っている。彼は、読売新聞社内部の血で血を洗う内部闘争を通じて、社長になり、「主筆」も兼ねている恐るべき85歳だ。

 魚住は渡邉の特異性を「コンプレックス」と「マッキャベリーの君主論」に合わせて読み取ろうとしている。渡邉は学生時代に共産党員であり、その後脱党して、「新人会」などを設立して対抗するのだが、うまくいかなかった。

 読売新聞に入ってからは政治部に籍を置き、政治家の「番記者」をやり、それらの派閥のリーダーと癒着し、新聞紙を利用しながら、党内での力をつけさせていく。その最高の作品が中曽根首相だ。そうした個人的な力を活用して、1000万部の部数を確保し、それを背景に世論と政党を動かしていくのだ。

 向かうところ敵なし、である。そして、敵対分子が現れると「君主論」を下敷きにして、無常にも権謀術策を使って放逐していくのだ。

 だが、読売の1000万部には販売会社に無理に押し付けた部数もあるし(本書の最後には販売代理店から返送された新聞紙の山積みの光景が報告されている)、また、ヤクザまがいの人々をつかって拡販員とし、プレゼント攻勢をかけて「3ヶ月だけ」契約して欲しいとローラー作戦をしたことは、誰もが知っていることだろう。

 読売新聞の購読者のみなさん。
 プレゼントでつられて購読者になったかもしれないが、読売新聞の体質を考え、継続購読するかどうかを考え直そう。

 私ががっくりくるのは、こういう渡邉を君臨させておく体質だ。これは読売新聞だけではなく、他の巨大マスコミも同罪だ。

 どうして記者1人ひとりが立ち上がらないのだろう。マスコミが権力の道具になるほど怖いことはない。現状の底知れない腐敗に対してどう立ち向かえばよいのか?読後感でいえば「気の重くなる本」だ。だが、多くの人に読んでほしい。

Posted by 田中尚輝 at 19:10
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コメント
渡辺さんはスターリンに似ているね。
10年前、彼の最後をNHK特集で見ました。
Posted by:さくら  at 2011年11月29日(Tue) 08:14