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官僚が支配する国 [2011年11月16日(Wed)]
15日は信州協働円卓会議の「小委員会」で長野県庁へ。ここの進行状況はまた別に報告する。新幹線の中で本を読み終えたので、その感想を述べる。

 外務省はなんとも惜しい人物を放逐してしまった。佐藤優のことである。

 まず、外務所の幹部は佐藤優を放逐しなければ、外務省批判や実名での公金の私物化や対女性スキャンダル、また、外交上の失敗を暴露されずにすんだはずだ。臍を噛んでいる幹部は多いはずだ。佐藤は、外務省の幹部の実名を挙げ、実際の「悪事」を指摘し、国会への招致を提案している。こうして名前を出された人物は寝苦しい夜を送っていることだろう。

 佐藤は筋金入りの保守思想家であり、道徳的な人物だから外務省に籍を置いているかぎり、内部告発のようなことをする人物ではない。

 その上に、佐藤の頭脳を外交、ことにロシアや朝鮮、中近東との関係に使えなくなったことだ。日本の国際的な地位の低下の1つの要素は外務省の機能不全にあり、それは佐藤のような優秀な外交官の首を切ったことによる。

 『この国を壊す者へ』(佐藤優、徳間書店、1400円、270頁、2011年)を読んだ。政治や外務省、外交への切込みがするどい。

 そして、官僚が「国民を馬鹿にしていること、その延長線上にいる政治かも同じく馬鹿にしていること」を内部からの観察者として報告している。

 こうして官僚機構が、政治家も馬鹿にし(馬鹿にされる原因があるのだが)、日本社会を牛耳っているのだ。民主党も完全に官僚コントロール下に入ってしまった。また、鳩山首相が退陣を余儀なくされたのも、官僚の筋書きなのだ。

 また、菅直人の人物評も行っているが、「ナルシスト」という評価が面白い。ナルシストだから、他者の批判が耳に入らない、というのだ。

 こういう意味で言えば、500日以上も収監されて平気な佐藤もナルシストの先端を走っている。

 考えてみると小沢一郎を含めて、リーダーはナルシストが多く、逆にナルシストでなければリーダーにはなれないのかもしれない。

 本書は『アサヒ芸能』に連載されたものであり、気楽に読めるので多くの人が手にしたらよいと思う。また、大マスコミより、こうした小マスコミの方が自由な発言の場になることも理解できる内用だ。
Posted by 田中尚輝 at 02:09
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コメント
日本の行政官僚制はよく批判の対象になるのですが
課長補佐クラスまでは純粋に優秀な人材が揃っていると思います
これがどんどん上になっていくほどに権力志向・省益志向が
強くなってしまうわけですが、アメリカの猟官制が一定の管理職クラス
以上を政権交代で一斉にクビにするのは民主主義を維持するために
そういった仕組みが必要であることを経験則上知っているのでしょうね
しかし日本で猟官制導入を説いた官僚は例外なくパージされてきました
公務員の人事権は本来的には政治にあるのが正しいのですが
日本では伝統的に人事院ベースの閉鎖的空間でタブーの1つでしょう
また、官僚が国民をバカにしているのも事実なのですよね…
大手マスコミの出世コースが財務省付記者クラブ経由であったりして
中央省庁は基本的に民意を配慮する切実な必要性が無いですし
戦略的に「配慮したふり」はしますが、相手にしていないのが本音です
NPO関係法令の改正にしても「左翼の残党どもが…といった認識しか
ない人が非常に多い印象で、彼らは民主主義自体を信じていないのかもしれません
政治家の質が低いのも最終的には国民が選んでいる責任に帰する
ところがあって難しいですね 具体的な政策の中身を議論してもらって
政治家を選ぶのではなくて、大手マスコミが煽れば簡単にのせられて
しまうところがあって、官僚と大手マスコミがコンビを組んで
「バカな国民にバカな政治家を選ばせて」コントロールするといったような
茶番がずっと続いています
抗うには地域自治しかありません。どれだけ優秀な人であっても
皮膚感覚に根ざして日本全体を把握しきることは不可能です
「難しいことはわからないが、身の回りの生活は自分で考えて
自分で判断できる」ということ。そして「身の回り」の認識幅を少しずつ広げて
いくこと。日本における民主主義の「可能性の中心」は、ここにしかないでしょう。
Posted by:Redwing  at 2011年11月17日(Thu) 23:52