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佐高信の電力会社と政府との関係理解 [2011年11月05日(Sat)]
 昨夜(4日)は仙台へ泊まり、本日は山元町でのパラソル喫茶。東京からWACや市民協のメンバーが来る。

 今回の東電の福島原発の自己の責任は、あまりに大きい。個人で言えば「万死に値する」といってよいだろう。だが、その反省が本当にあるのかはきわめて疑わしい。東電を倒産させたうえで、抜本的な再建策を考えるのが正道ではないか。

 そして、何故このようになった原因をしっかり把握しないと、また同じことが起こることになる。これは根が深く、東電の体質、東電と政府との関係など根が深いものがある。

 こうした東電体質を歴史的に明らかにした本がでた。『電力と国家』(佐高信、集英社新書、680円、173頁、2011年)である。

 本書は電力会社と政府との暗闘を松永安左エ門の戦前戦後の戦いについて纏めたものである。政府は国営化志向で望み、戦前には一時期の間、ヒットラー独逸に学んで国有化された。また、支配権を貫徹するために現行のような9分割ではなく、1つに纏めたいと言う指向傾向を持つ。

 これに反逆し、民間の経営とし、9分割の旗を振ったのが松永であり、「電力の鬼」と呼ばれたのだ。この人物の奮闘振りは本書を読まれたい。一人でも闘うと言う姿勢を持った素晴らしい人物だ。

 私たちが考えなければならないことは、エネルギーという基幹産業を企業と政府の癒着に任せてはならないということだ。クリーンな民間企業として再生することだ。このための一時的な国有はありうる。

 原子力発電所の建設運営に関して膨大な官僚システムの支持のため、あるいは自治体の協力を求めて膨大な「買収費」といってもよいお金がばら撒かれてきた。これによって、東電をはじめとした電力会社は安定した経営をおこなうことができ、そこに安住してきたのだ。

 昨日の新聞では福井県に500億円の無記名の寄付があり、この大半が電力会社だという。こういう闇世界を背景にしたシステムの全貌を明らかにした上で次のことに取り組まなければならない。

 @ポスト原発のエネルギーの確保
 A発電と送電の経営の分離
 B発電について小型であろうと買い入れのシステム形成
  (市民は発電事業にとりくもう。)
 C東電と他の電力企業の再整理


 以上のことを着々とやっていかないかぎり、大量の保証金を税金で賄え、ということに国民は賛同しないだろう。

 われわれは原発の行方だけではなく、東電、電力会社、政府のあり方にに深いメスを入れていかなければならない。
Posted by 田中尚輝 at 10:53
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