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宅老所:専門家と素人、そして法律 [2010年01月03日(Sun)]
『奇跡の宅老所「井戸端元気」物語』(伊藤英樹、講談社)を読んだ。
なによりもれしいのは、著者が30歳を超えたばかりで「宅老所」を始めてくれたことだ。介護事業は人気がない。これだけ失業者がいるというのに、そして、一方で若者のワーキングプアがいるというのに、他方で介護事業所に就職をしようという人がでてこない。ところが、著者・伊藤英樹は自分で「起業」し、自分で雇用もしている。まず、このことについて心から拍手を送りたい。

さて、テーマになっている「宅老所」である。宅老所というのは多くはデイサービス(介護保険事業)をおこない、お泊りのサービスを制度外事業(助けあい活動)で実施しているというスタイルである。伊藤はこの事業を実施し、専門家や施設が捨てた人々のお世話をし、宅老所のサービスによって症状を改善していっている。このことを「奇跡の宅老所」と呼んでいる。つまり、専門家があつまった施設よりも素人の方が効果を上げているのだ。このことはすべてに当てはまるものではないが、伊藤であり、私の知っている宅老所では同じような成果を挙げている。この分析はしっかりしなければならないが、はっきりしていることは当事者に寄り添う姿勢が宅老所のほうが、専門家よりも決定的にある、ということである。これが奇跡をつくりだす。

にも関らず、行政は「老人福祉法」の改正により、宅老所のよさを見ないで「有料老人ホーム」への届け出をさせ、自らの監視下におくことだけに懸命である。「人を見ないで、机の上で条文ばかりみている」わけだ。この専門家や行政の「癖」を何とか切り崩さなければならない。
著者の活動経験は素晴らしいし、今後の発展を期待したい。だが、こうした制度論に切り込んでもらえば、もっと良い本ができたのではないか、と思う。
Posted by 田中尚輝 at 14:48
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