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利己と利他 [2011年07月10日(Sun)]
 私は人間の利己と利他に大きな関心がある。ここをうまく理解できないとボランティアやNPO活動の発展を図れない、大きくいえば、人間社会をどうつくっていくのかが見えないからだ。参考になる本が出版された。

 『利他的な遺伝子 ヒトにモラルはあるか』(柳澤嘉一郎、筑摩選書、1600円、251頁)


 『利己的な遺伝子』に対抗する刺激的な書名だ。しかし、内容は遺伝子決定論とでもいうべき『利己的な遺伝子』について同じ土俵での対抗をしていない。

 『利己的な遺伝子』は、遺伝子が利己であり、その遺伝子に人間を含む生物がのっかっている(人間で言えば、遺伝子が服を着ている、ということになる)というような論調だった。

 ところが本書は、「生きるためにはまず自分を優先させる。いいかえれば、利己的である。」とあっさり利己的であることを認める。

 だが、「動物が群れでくらすようになると、群れのなかで生きるための、また違った生き残りの術が必要となってきた。それは群れの仲間への気づかいや協力、援助などの利他的な行動である。」
 
 本書は、この利他性の遺伝子は「母性本能」の遺伝子ではないか、という問題提起をしている。

 この「利他性」を大いに発揮させる要素は、「ヒトの強い社会性」と「目覚しく発達した脳」ではないか。そして具体化させるためには「教育」がポイントになる、という展開を本書はしている。

 概略は肯定できるが、結論に「教育」をもっていくとすれば、それは現状おこなわれている教育とは異質なものをつくりださなければならないだろう。なせなら現状の教育は「利己心」を煽ることが軸になっているからだ。
Posted by 田中尚輝 at 09:01
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