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『権力はいかにしてつくられるか』 [2011年03月15日(Tue)]
紹介。『権力はいかにしてつくられるか』(入谷敏男、新潮選書、1993年、260頁、1050円)

 自分の本棚にあった本。開けてみると随分サイドラインを引いているからしっかり読んだはずなのだが、一切記憶がない。人間の記憶、あるいは私個人だけかもしれないが適当なものだ。

 人間社会はどうして「権力」をつくりだすのか。それを著者は心理学者であるので、人間の本性であるとする。それを社会的な情勢が後押しをするという分析である。そうした事例として、<一党独裁型>パターンとしてスターリン、ヒトラー、フセインを上げ、<民主型革新勢力>としてワレサ、ゴルバチョフを上げている。そして、独裁型と民主型にも権力を持つものの「共通性」があることも指摘している。

 著者は、「人間には、人の上に立ちたいという欲望と、人に頼りたいという依存心の両方があり、これが、ある時には表となり、またある時には裏となって、個人の日常生活を支配している」という。

 確かに、どちらかに重点がかかる人がいるが、人はその二面性を持っている。だから、私は誰でも自分の「決意」によってリーダーになれると思っている。

 本書は、色んな先達の分析を紹介してくれている。その内の1人であるパーキンソンが面白い指摘をしている。私の周辺にある団体を思い起こしながら、読むと「ナルホド」と思う。

 パーキンソンの法則とは、「組織の麻痺が起こる第一の段階として、前回に処理された通りに動く、馬鹿で言うことをよく聞く人々の集まりを組織の症候としてあげ、その結果、第二流の人物が昇進し、それ以下の人間は第三流または第四流の人物で満たされるようになり、すべての人間が馬鹿になるための競争をおこし、最後には、上から下までひとかけらの知性も見出されなくなった時に、その組織は昏睡状態となり、二十年間つづく場合もあるが、やがては自然崩壊に導く場合がある」。 このような組織は皆さんの周辺にもあるのではないか。

 また、個人的心理が行動規範に反映する指摘の紹介も私には興味深かった。たとえば、「嫉妬とはギリシャ語のゼロス(沸騰、熱気、競争心の意)からきており、これが嫉妬、憎しみを表わすようになったもので、『怒り』と『諦め』の感情がまじり合ったものである」(G・ドゥピエール:フランスの精神科医)

 同じく、羨望とは「苦しいあせりの感情、不快感、嘆き、他人の成功や幸福についての憎しみをもった不安」であり、「所有していないものが所有しているものに対して嫉妬する時この感情が生まれる」。

 この嫉妬と羨望の心理が、他者の足を引っ張るのだ。引っ張られた側は、引っ張っている人の惨めさ、低劣さを悲しんであげる以外にはないのだろう。
Posted by 田中尚輝 at 18:24
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