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国民の敵 検察 [2011年01月16日(Sun)]
 三井環という人を皆さんはご存知だろうか。私も良く知らないが、大阪の検察の人で、現職であるにもかかわらず、マスコミで検察の裏金を暴いた人、しかし、ヤクザと付き合ったり、勤務中に女性の接待を受けたらしいというようなレベルの知識しかなかった。

 このブログの表題≪国民の敵 検察≫は、第4章の見出し。

 『検察の大罪』(三井環、講談社、2010年)を読んだ。私の頭の中にインプットされていたことは、前段の検察の裏金の告発は事実だが、後段のヤクザや女性の接待は全くの事実無根のこと、検察のリーク情報をマスコミを通じて私の頭に刷り込まれていたということがわかった。

検察の裏金作りは単純なもので、情報提供者への謝礼金予算が年間6億円あるのだが(今は減っている)、それを架空の情報提供者をつくり領収書をつくるという単純な手口だ。その裏金を使えるのは、地検であれば検事正、高検であれば検事長、最高検であれば検事総長、法務省であれば事務次官、刑事局長、官房長だけだ。

 何に使うのか。遊興飲食費、接待費、ゴルフ代、マージャン代、観光費などであり、一晩に40万円も使い場合もあると言う。

 さて、本書は、こうした裏金を使っていることを三井環が暴露したのだが、暴露した三井がでっち上げ逮捕され(逮捕に値しないような件による)、有罪判決を受け、裏金を作り、使っている人は平然としているという実態を克明に書いている。

 そして、三井が言いたいのは、この裏金問題を隠していることを知っている主に自民党の政治家に検察が操られている、ということを言いたいのだ。本書の副題は「裏金隠しが生んだ政権との黒い癒着」だ。

 この黒い癒着によって、小澤一郎の追及がしつこく行われ、他方、医師会の橋本派への1億円の裏金献金はもみつぶす、かつ、無実の三井を有罪にするためにヤクザに偽証をさせ、それによって検察がヤクザに弱みを握られるということになる。

<特大> 三井は、ヤメ検に厳しい。「いずれもテレビや週刊誌などで活躍している。彼らはいずれも裏金作りにどっぷりつかった人間である。しかし、裏金作りについて語ったことはない。沈黙したままである。」(196頁)
 その具体的な人物として、次の3名をあげている。この人たちは出版物で実名をあげっれているのだから、三井が虚偽を言っているとすれば名誉毀損で訴えなければつじつまがあわないのではないか。少なくとも過去において法の番人だったのだから。その3名とは弁護士の河上和雄、さわやか福祉財団理事長堀田力、元名古屋高検検事長宗像紀夫である。こういう人たちは検察擁護の論評ばかりしていないで、自己の問題点の釈明でもすれば、どうか。


 ただ、本書が残念なのは、三井の裏金についての暴露の効果が現れていないために、検察の保守政治家との癒着を裏金問題だけに原因を求めていることである。確かに、この裏金問題が事実として認められると約40人くらいの検察幹部の首が飛び、これまでの年間6億円の不正利用の金額を時効の聞かない部分について返済しなければならなくなる。こうなると検察は崩壊状態になるだろう。

 だが、検察の問題点は、裏金だけではなく体質そのものにある。この本質的な問題についての追求が本書では残念だが、欠けている。この点を明らかにしないと村木厚生労働省元局長問題などの解明ができないだろう。次作を期待したい。

≪お知らせ≫
「新しい公共をつくる市民キャビネット」1周年記念集会

【プログラム】
18:00−20:00
1、代表挨拶
:兼間道子(市民協代表理事)、高畑敬一(ナルク会長)
2、来賓挨拶
・江田五月氏 ― NPO議員連盟 共同代表/参議院議員
・岸本周平氏 ― NPO議員連盟 事務局次長/衆議院議員
・鈴木 寛氏 ― 文部科学副大臣/参議院議員
※他の議員にもお声がけしております。参加が決まり次第後報告いたします。
3、市民キャビネット部会活動報告
:主催者である市民キャビネットの各部会の活動報告
4、パネルディスカッション
:NPO法人への税制優遇、日本版コンパクトなど、いまNPOにとって
注目すべきトピックを、政府関係者や開場の市民の方も巻き込んで
議論を展開していきます。

■会場:星陵会館(東京都千代田区永田町2-16-2 TEL 03-3581-5650)
■参加費:1000円
■地図: http://www.seiryokai.org/kaikan.html
■申込フォーム :申込みは以下のURLからお願いします。
https://spreadsheets.google.com/viewform?formkey=dGpiY19TS2hCYmp1LWlPV0VsbDdXaXc6MQ

■問い合わせ先:特定非営利活動法人NPO事業サポートセンター内市民キャビネット事務局 03-3456-1611 担当 小山田

Posted by 田中尚輝 at 12:26
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