燃える!青森 [2010年11月10日(Wed)]
12月4日に新幹線が青森駅まで伸びて開通する。地元にとっては40年間の悲願。
9日夕刻、「元気あおもり応援隊」会議は九段下のグランドパレスであった。私は、何故かこの応援隊のプロヂューサーに任命されており、この日も出席した。県知事以下、県の幹部が十数人、プロヂューサーが20人程度の会合。 三村伸吾知事の発言は元気がいい。なかなか能力ある知事だ。“ねぶた”を青山でお披露目したり、太宰治の「津軽」を上演したり、テレビ・マスコミの露出はここのところ高い。まあ、お祭りなので、いいとしよう。 私は概ね次のような発言をした。開通はおめでたいことだが、一過性のことであり、リピーターがどれだけあり、長期滞在者がどれだけできるかがポイントだ。その意味では、県からの報告にあった「観光ボランティア」の団体数、その参加メンバーを5倍、10倍にする必要がある。人と人との関係が最も重要なので、その点留意されたい。そうすれば、その何十倍かの人を青森に迎えられる。 会議の終了後は、青森産のお酒、鯖寿司、ニンニク、りんごなどでパーティ。そこでの立ち話。私「在来線の第三セクターはどうなっている?」、県職員「県と自治体が出資して第三セクターで経営する。しかし、赤字でしょう。」 この件は、新幹線とセットになっており、全国どこの自治体も悩みの種だ。本来、自治体が最も不得手なところを引き受けざるを得ない。それほどまでにして新幹線を受け入れるのかどうかというところが本質的な議論だが、現在にいたっては次のように工夫する以外にない。 新幹線の開通を起爆剤にして、青森を活性化させ、その余勢を借りて県内移動を高めるようにし、第三セクター会社をナントカ持ちこたえる。 すでに新幹線が開通している八戸市をみても新幹線によって町の活性化ができたとは思えない。ひょっとして青森は新たな重荷を背負っただけかもしれない。そうならないようにアドバイザーとしては知恵を絞らなければならない。 何はともあれ、皆さん、青森へ一度行ってください。冬の青森もいいですよ。どこへいったらよいのか分からない人には行き先を紹介します。 |
Posted by
田中尚輝
at 12:58
どこの知事さんも考えることは金太郎飴。
青森駅に肖像でも建てられたりすれば喜ぶのでしょうね。
何故身の丈にあった施政を行わないのでしょうか。
不便でも行きたいと思うところには何度でも行くのですがね。
桜の弘前、十和田湖、奥入瀬、恐山、林檎、鮪にねぶた祭り・・・
ちなみに私は少なくとも20回以上は行ってますよ。
スミマセン!またもや『引かれ者の小唄』でした。