上野千鶴子『時局発言!』 [2017年04月17日(Mon)]
けたたましい上野千鶴子さんが、けたたましい本を出した。題して『時局発言!』
毎日新聞に月1回3冊本を紹介するもので、ほんの内容と同時に進行する世の中のことを評論している。小見出しが66あるからこの3倍の200冊近い本の紹介があるわけだ。 表紙裏には「脱原発から国会前のデモまで 社会学者・上野千鶴子が 読みながら、走りながら、考えた。 書評を通して時代が見える。」 私の本の紹介もしてくれている。全部の紹介ができないので、その部分だけ紹介しよう。 当然3冊一緒だ。法政大学の田中優子の『そろそろ『社会運動』の話をしよう』とあと2冊が、「2014年にそろって出た2冊の本、「中西正司『自立生活運動史』と田中尚輝『社会を変えるリーダーになる』は、社会運動の担い手だったカリスマ的なリーダーの回想録である。」 「田中さんは日本のNPO活動を牽引してきたパイオニア。本書を『遺書』つもりで書いた、という。ふたりに共通するのは、社会運動の現場が、リーダーの世代交代の時期をむかえているという認識である。だから、後継の世代にノウハウと経験を伝えたい、という切迫感にあふれている。」 けたたましい本だが核心を得ている。 |
Posted by
田中尚輝
at 13:13