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[ 「公」の観独占から、市民参加型へ [2016年09月23日(Fri)]

公の官独占型から市民参加型へ


日本では、これまで長い間公共は「官独占」だったのです。人々は税金を納め、他方「給付」を一方的に受けたのです。福祉も「官独占」であり、官が人々、いわゆる下々(・・)に「給付」するということでした。これを介護保険法は風穴をあけ、民間事業者、NPOが給付側に回ることができるようになったのです。ただし、それはあくまで行政に使われる事業者としてのことでした。


ところが今回の介護保険の大改正は、福祉を根本的に再編しようとするものであり、人々の自発的な助け合い、支え合い、ボランティア活動によって、「公共善」を確保しようというものなのです。


ところが市民側からいえば、「税金は出せ」、「社会保険料は出せ」、そのうえ、「労力まで出せ」といわれているわけです。これを「損・徳」勘定からすれば損ということになるのです。


しかし、そのような「損・徳」勘定の社会でよいのでしょうか。人間が幸せに生きるには皆で「連帯感」を味わえる社会にする必要があります。今回の改正が厚労省から持ち出され、自治体が実際運営にあたっているために市民からすれば、ボランティア活動の押しつけをされているようで、窮屈に感じたりしますが「公共善」の立場に立てば、当然のことなのです。

Posted by 田中尚輝 at 14:58
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