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 『免罪』田中角栄とロッキード事件の真相 [2016年08月04日(Thu)]

『冤罪 田中角栄とロッキード事件の真相』(石井一、産経新聞出版、2016年)


著者の石井は長い間衆議院議員であり、田中派の若手だった。だから田中と近いのだが、本書は客観的データに基づいたものであって、田中寄りに無理して書いたものではない。その結論が田中有罪は『冤罪』であったということだ。


ポイントは、田中の収賄とされた丸紅ルートのクライスターという民間旅客機に関する5億円の贈与ではなく、軍事機PC3であったということだ。これはロッキード社の販売価格からしても数百億円と1兆円弱という差がある。


P3Cは児玉ルートであり、児玉は何者かの指示(中曽根と想定できる)で注射をうたれ、証言ができなくされ、追及するルートが切られてしまう。(『田中角栄を葬ったのは誰だ』(平野貞夫による。7月26日ブログ)。


石井は、この件の調査で何回もアメリカにいっており、コーチャンとクラッターなどのロッキード社社長、副社長との面談の努力をしている。コーチャンはガードが固くて全くダメ、クラッターは一度会うといっていたが約束のところへ来ないので、自宅を訪ねたがドアも開けずに怯えた声で「何かいうと自分の命が危ない」と言ったという。


こういう暗黒の中であからさまな証拠偽造は、コーチャンの嘱託尋問だ。これは日本にはないがアメリカにはある制度で「有罪にしない」約束を容疑者との間でおこない、証言を取る、」というものだ。これが、重大な証拠となって田中は有罪になる。


ところが、のちに最高裁は嘱託尋問調書を「違法収集証拠とみなし、証拠採用から排除」した(1995212日)。


「冤罪」には、「マスコミへの捜査情報のリークを利用した世論操作、そして公判における検面調書の偏重・・・・と枚挙にいとまがありません。」と石井は言う。


事件から40年たって、だんだんと事実が明らかになってきているが、是非解明してほしい。これがあきらかになると日本の国家権力の実態=アメリカとの関係を含めて=はっきりしてくる。

Posted by 田中尚輝 at 14:34
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