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北野『岳飛伝』最終巻 [2016年06月04日(Sat)]

『岳飛伝』(北方謙三、集英社、17巻最終巻、2016


ようやく岳飛伝の最終巻が発刊され、さっそく読んだ。


北方の『水滸伝』「楊令伝」『岳飛伝』の3部作。全51巻という。私は全部読んだことにナル。


「楊令伝」は、楊令個人を追いかけていたが、岳飛伝は哲学と時代状況を負っていた。その中心、絶えず梁山泊が存在する。


哲学は、『藎忠報国』。そして、『漢』。つまり、漢のナショナリズムと統一国家を創り上げようということだった。だがら、個人王朝を目指した他のリーダーとは異なる発想だった、と北野は解釈している。


北野は私の中大の同窓生で全共闘世代であり、多分ブンド(共産主義者同盟)の属していたのであろう。ゲバ棒を持って走り回っていたのだろう。だからかどうかわからないが、戦場の駆け引き闘争現場の描写は、凄い。


大叙事詩が終った。

Posted by 田中尚輝 at 10:50
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