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『ロスト・ケア』を読む [2015年05月19日(Tue)]
『ロスト・ケア』(葉真中 顕、光文社文庫、2015年)

友人が、日本ミステリー文学大賞受賞作の本書を送ってくれた。私はミステリー小説などいつもは読まないのだが、本書はミステリーではあるが社会派の小説であり、吸い込まれるように読んだ。

@本書の柱は「コムスン」と思われる介護保険事業者とその現場の事業を通じての顛末

A介護保険制度の矛盾

B老人のおかれた不幸、本人と家族にとって生きている価値があるのかという問い

以上が柱になっている。著者は介護システムと現場をかなり取材しており、介護保険制度の矛盾については説得力がある。指摘されているのは、制度が要介護者の方に向いていないということ、営利事業者が参入することによっておこる矛盾の指摘だ。

また、本書のテーマなのだが、要介護状態になった、また認証が進んだ高齢者が生きる意味、家族の負担についての指摘は鋭い。誰にでも自分のこととして向き合ってくる課題だ。

本書はミステリー小説なので、しっかりと犯人のどんでん返しも用意されており、読み物としても楽しい。介護保険事業者の皆さんは気分転換にお読みになることをお勧めしたいが、読むと気分が重くなってくるかもしれない。
Posted by 田中尚輝 at 11:40
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