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上野千鶴子『一人の午後に』 [2010年06月17日(Thu)]
『一人の午後に』(上野千鶴子、NHK出版、2010)

 本書は上野千鶴子のエッセー集である。堅物の社会学者のエッセーは、著者の内面を垣間見ることができ、論理的な論文では理解できない意外な人間性を感じることができる。

 この本からは、上野さんが今和次郎さんの「考現学」に興味を持ち、学生時代に「現代風俗研究会(現風研)」という怪しい?サークルに入っていたり、という自分と身近な存在に感じることがでてくる。意外だったのは俳句、短歌に興味を持っており、それも短歌より俳句が好きだ、ということだ。どうも外見的なイメージとは違う。上野さんが詠んだ俳句も知りたかったが紹介されていない。しかし、彼女の好きな俳句が紹介されており、どのような傾向が好みかを類推することができる。

 彼女の思想の根本は「マルクス主義フェニミニズム」がベースになっている。最近は、私と交差する介護の分野で創造的な仕事をしている。私は介護へのアプローチをボランティアサイドから行ってきた。彼女は労働という原点から研究を続けており、またフェニミズムの立場から女性の家事労働=「不払い労働」への批判が根底にあり、かつ、マルクス主義がベースにあるために「労働」に固執する癖がある。私とは、一部見解の相違もあるが、大した話ではない。私自身の思想的な立場は「民主主義マルクス主義派」とでも呼べるのだが、ひょっとして私のほうがマルクス主義から遠くなっているのかもしれない。

 上野さんと直接の面識が無いときに、彼女はその著書で私のことを「NPO研究家」と呼び、私の主張を好意的に紹介してくれた。一度、直接にお目にかかりたい人だと思っていたら、学陽書房の山本聡子さんが食事の席をセットしてくれた。

 それ以降、私はあちこちの講師依頼をしている。私が中心的にやっている公益社団法人長寿社会文化協会(WAC)では、3年前に高齢社会におけるコミュニティ形成の立場から、コミュニティ・カフェに注目し、調査・研究を行い、その発表のイベントで記念講演を引き受けてくれた。
 そのコミュニティカフェも、昨年は「全国連絡会」を設立し、今年の総会を11月26日におこなうのだが、その基調講演を引き受けてくれた。その後の発展を見てもらえる。

 「おひとり様の老後」のポイントは「一人で自宅で死ねる社会」形成であり、そのためにはコミュニティ形成が不可欠であり、この分野では協働の作業を続けることになるだろう。

Posted by 田中尚輝 at 09:58
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