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『虚構の法治国家』郷原信郎ほか [2015年01月14日(Wed)]
『虚構の法治国家』(郷原信郎+森炎、講談社、2015年)

名張事件の奥西勝死刑囚は年齢89歳。名古屋高裁は今回も再審を認められなかった。裁判所と検察は早く死ねばよい、とでも考えているのだろうか?今回の再審請求は検察が持っている証拠を開示せよ、ということが前提になっているのだが、これを裁判所は拒否した。

一審は無罪であったものを、まだ証拠調べもしっかりと行わないうちに簡単に再審を拒否してよいのだろうか?どうも検察にとってはこのようなことは当たり前らしい。自分に不利な証拠は見せないのだ。

日本の司法に疑惑をもたれはじめたのは、この間の再審において冤罪が証明された事件が多くあり、また、検察官が証拠改ざんをするという大阪特捜の事件もあったからだ。

本書は元検察官と元裁判官が内部事情と外部からみての法治国家の劣化をあますことなく語り、ただ、検察のエラーにより、裁判所の態度が変わりつつあることも論じている。

日本の司法は検察主導でできている。検察が告訴したものの99.9%が裁判所で有罪になっている。それも検察の論告の悪さを是正するのが裁判所の判決文で競われている。

裁判所は検察を権威づけるためだけに存在している。


検察官同士の鞘のあて合いも大変で、小沢一郎などはその余波をうけて、されなくてもよい追及がされている。また、村木事件では大阪の特捜の部長、副部長も有罪にされたが、小沢秘書の石川被告の論述の改ざんには処分らしい処分もされないで終わっている。

民主主義の根幹である司法がこういうことでは仕方ない。日本の民主主義をしっかりするためには時間がかかる。だが、法曹界から出た人達が本書のように自由に発言してくれるのはありがたい。
Posted by 田中尚輝 at 12:35
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