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スターリン論 続き [2014年09月01日(Mon)]

≪続き≫『スターリン 「非道の独裁者」の実像』(横手慎二、中公新書、2014年)

スターリンに対する国内世論はまだ固まっていない。著者によれば最後のソ連共産党書記長であったゴルバチョフも勇んでスターリン評価に取り組んだが、フルシチョフ秘密報告以上のものではなかったという。

スターリン批判は、いくつかの分野に分けて評価し、全体としてまとめなければならないと思う。

まず、倫理的な問題だ。これは許されることではない。ことに本人の猜疑心によって、多数の(3000万人といわれる)人々が殺されたことはどんな理由があっても許されない。極悪非道な人物である。

つぎに、経済路線だ。重工業中心主義は、あの当時、誰がリーダーになっても避けられなかった。それをおこなう資本蓄積がなく、また、外国の支援を得られない中で農民からの収奪で実行した。分らないわけでもないが、これによって餓死した農民が数百万人もでたことは、政策に無理があったということだ。当時の状況からして多少の無理は不可欠だが、その程度問題だろう。

ヒットラー・ドイツを信用しすぎて、ドイツ戦の初期において重大な敗北をしている。これはヒットラーを見誤るという政治能力に欠けていたことである。

プロレタㇼアートの独裁ということをマルクスやレーニンはいっているが、これはプロレタリア民主主義のことであるにもかかわらず、スターリンは共産党の独裁、スターリンの共産党の個人支配におきかえ、個人独裁にしてしまった。これによって、社会主義は資本主義にイデオロギー的にもシステム的にも敗北することにつながった。

結論的にいえば、当時の特殊事情から「やむをえない判断」とされる場合においても、根本的に「人間を大切にする」というもっとも大事な観点が抜けていたということであろう。

Posted by 田中尚輝 at 08:58
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