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社会契約論からイラク戦争をみる [2013年10月14日(Mon)]
『正義のアイデア』(アマルティア・セン、明石書店、2011年)

フランス・ニースに昨夜(日本時間午前3時)についた。長旅なので厚い本を持参した。電車の中で読むと腕が痛くなるような本を持ってきている。

その1冊がインドの経済学者・政治哲学者センの『正義のアイデア』だ。彼は、ノーベル経済学賞をとっている。

彼は、政治哲学者ロールズ(『正義論』の著者、政治哲学者、社会契約論の大家)から学び、ロールズをこえた。それが本書だ。

1つの論点を紹介しておきたい。まっず、ロールズの正義論にたち、現状を分析する手法だ。

ロールズは、正義の原理を抽出して、万人が納得できるものとしておく。それが正義の二原理だ。

これにもとづき、イラク戦争を分析する(オバマ・ケアを分析してもよい)。そうするとつぎの4つの問題点が浮かぶ。

1. 一つの国が他国に軍隊を送る前に、国連の場での世界的合意が必要。
2. 虐殺、不具、故郷を負われる人が出る軍事決定の前に、イラクに大量殺戮兵器があったのかについての情報が必要。
3. 「討論による統治」が必要。サダム・フセインが9・11事件のアルカイダにかかわっているというようなつくり話は許されない。
4. 侵攻の現実的な帰結。イラクに、あるいは中東に、世界に秩序をもたらしたのだろうか?

このように社会契約論(ロールズ)の原理に基づいて考えることを人々は始めるべきだろう。

問題は、この社会契約論がアプリオリに受け入れないことであり、これは「政治学」を超えた「政治」の力量になる。ただ、政治をする人、市民は何事も一度は原理に帰って考えることだと思う。


オバマ・ケアもそうすれば、糸がほぐれるかもしれない。(フランス・ニースにて)
Posted by 田中尚輝 at 13:11
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