CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
プロフィール

田中尚輝さんの画像
<< 2019年01月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
Redwing
日本の貧困・格差を「なくす (02/16) 高橋潤
ホンダOBが行く (02/14) 江藤清巳
NPOを応援する人材 (02/06) 高橋潤
NPOリーダーの覚悟 (02/05) ふみみん
コミュニティカフェ2題 (02/02) 高橋潤
上野千鶴子の田中批判についての意見 その2 (01/08) 井上貴至
検察の弱さ その2 (01/04) 藤本泰宏
自己肯定 (12/16) さくら
「橋下」勝利をどう考えるか? (12/09) 高橋潤
人間関係学 (12/03)
リンク集
最新トラックバック
http://blog.canpan.info/tanaka-naoki/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/tanaka-naoki/index2_0.xml
包括型と収奪型社会 [2013年08月03日(Sat)]
『国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源』(ダロン・アセモグル&ジェイムス・A・ロビンソン、早川書房、二〇一三年)

新しい視覚からの社会・歴史論だ。

著者は、社会を2つのタイプに分ける。「収奪的政治・経済体制」と「包括的政治・経済体制」だ。そして、包括型は経済が発展するが、収奪型は発展しないという。これは地理的な位置、文化などは関係ないという。

関係性があるとすれば、歴史とその時の社会状況とその国の指導部の選択だという。

たとえば、韓国と北朝鮮の関係だ。一九五〇年の朝鮮戦争のあとに、北は金王朝を中心とした収奪的政治体制をつくる。これでは経済成長ができる条件はない。かつ、若者は10年間軍隊に取られ、出てきても農業か、下請け産業に行く以外にはない。そこには投資や挑戦的な産業参画の道は閉ざされている。

韓国の場合には課題は多いが、自由に経済分野への進出ができる政治システムになっている。したがって、北は成長せずに南は経済成長をつづけている、というわけだ。

日本の分析もあり、ペリー来日と開国を徳川政権による収奪的政治・経済的システムにせずに、西欧やアメリカ型モデルを目標にしたがゆえに経済成長があったと分析する。つまり、徳川幕府を倒しておいたから、包括的になれたというわけだ。

面白い視覚だ。問題は、包括的な国々が金融資本に支配されており、「収奪型」に移行していることだ。この未来の課題は本書では答えがないが、解決できるヒントは提供されている。みんなで考えてみよう。
Posted by 田中尚輝 at 19:34
この記事のURL
http://blog.canpan.info/tanaka-naoki/archive/1295
トラックバック
ご利用前に必ずご利用規約(別ウィンドウで開きます)をお読みください。
CanpanBlogにトラックバックした時点で本規約を承諾したものとみなします。
この記事へのトラックバックURL
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
http://blog.canpan.info/tb/869010
 
コメントする
コメント