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梅原猛『日本の深層』アイヌ人=縄文文化=日本の源流 [2013年07月18日(Thu)]
『日本の深層』(梅原猛著作集、小学館、2000年)

牟田禎三さんがお元気なころに、こういうお話を聞いたことがある。

「自分は旭川市生まれだが、牟田という性は大分に多い。2000年ほど前に私の先祖も大分にいたが、戦争嫌い、争いいやなもので、北の北まで逃げてきたのだ、という言い伝えがある。」

私は、そのときには縄文人だった牟田一族が弥生人に追い詰められた、と解釈していた。梅原の『日本の深層』はこのことを明快にしてくれた。

話が飛ぶが、「日本は単一民族である」という認識が一般的だが、進歩的と称する人からは「そうではない。アイヌ人がいるから、単一民族ではない」と反撃を受ける。これは金田一京介の理解をそのまま継承しているからだ。

梅原は、金田一理論を否定し、つぎのように理解する。

「もともと日本は縄文人が全土にわたって生活をしていた。縄文人は古モンゴロイド系である。これがアイヌ人なのだ」

つまり、石器などの発掘からみると少なくとも縄文人は3万年以上前から日本に住んでいた。縄文人は稲作はやらず、鉄器はもっていなかった。そして、狩猟・漁労・採集による生活をしていた。そこに鉄器と稲作をやる弥生人がはいってきた。鉄という武器稲作という生産性の良い弥生人が縄文人を追い払うのは簡単なことだった。

「弥生人は新モンゴロイド系である。」

「現在の日本で古モンゴロイド系が多く住むのは、東北、北関東、北陸、山陰、四国(高知県、徳島県)、南西九州、沖縄だ。」

牟田一族は西九州であり、ここで附合する。日本に昔からいた縄文人は随分昔から日本全土(沖縄を含む)に住んでいたようだ。

私の勘からすると、脱アフリカをした人類がアリューシャン列島をわたってアメリカ大陸へ渡ったのは5万年前だから、日本にはそれ以前に来ていたのだろう。想定するに5万年から10万年前だ。この日本人が現在のアイヌ人だ。

古モンゴルイドと新モンゴルイドの違いは何か?顔でいえば、古モンゴルイドは堀が深く鼻が高い。新モンゴルイドは花が低く平板だ。

これはどうしてこうなるのか。いまから1万5千年くらい前に終わった氷河期が原因だ。寒いと高い鼻は邪魔になるのだ。だから氷河期の前に古モンゴルイドは日本にきており、新モンゴルイドはそのあとに日本に来たのだ。

旧モンゴルイドは日本に古来から土着し、縄文式文化をつくった。そして、全国に住んでいた。そこに弥生式文化をもった新モンゴルイドが押し寄せたのだ。

これに縄文文化人は敗北するのだが、縄文文化人の人口の方が圧倒的に多く、日本語という言語は縄文文化をもつ古モンゴルイドを基幹言語としているのだ。つまり、アイヌ語が日本言語の基礎なのだ。

縄文文化の発展系が弥生文化なのではない。縄文は芸術文化系であり、弥生は機能主義なのだ。つまり、異質の文化なのだ。縄文は採集狩猟文化であり、マタギに、東北の原風景に引き継がれている。日本の原点は縄文文化なのだ。

ところで、私は近畿圏の人間であり、新モンゴルイドであり、弥生人の末裔だ。鼻が低い、顔が平板だ。果たしてみなさんは。

梅原の『日本の深層』は面白い。
Posted by 田中尚輝 at 13:09
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