脳と心の関係 [2013年05月29日(Wed)]
私の理論的な関心事項の1つの山は、人が意欲を持つ、あるいはモチベーションを高める要因はなにか? そのことと脳がどのようにかんけいするのか?というようなことです。
脳は大きくいって、旧脳と大脳新皮質があり、そして、大脳新皮質を右脳と左脳に分かられる。そして、やっかいなのは、ここにいろんなホルモンが飛び出してくることだ。 以上のような問題意識の下で、『心と脳の正体に迫る』(天外伺朗、瀬名英明、PHP、二〇〇五年)を読んだ。下記は私が気になったところを書き抜いてみた。 「意識の成長・進化には、あるステップ、階層構造があって、意識の変容とは、その階層の壁を超えることをいうんだ。」 「後期自我のレベルでは、無意識レベルに抑圧した『シャドウ』という自分の影の部分がまだたくさん残っているいるんだよね。その段階では、表面にあらわれているのは『ペルソナ(仮面)』だから、一応社会的に健全な生活を営めるようにはなってる。でも、自分の本来持っていた衝動を無意識のうちに抑圧しているわけだね。その衝動を無意識のうちに抑圧しているわけだね。その衝動を無意識のうちに抑圧しているわけだね。その衝動を他人のものと勘違いしてしまうことを『シャドウの投影(プロジェクション)』という。すると、その他人が悪者に見えてしまって闘いを始めてしまうんだ。世の中のあらゆる紛争の底には、この投影の機構が働いてる。」 「脳死体験・・・本人は死んだ状況になって死を宣告されているのに、まわりで起こったことを全部記憶してた」 脳科学者:松本元『愛が脳を活性化する』(岩波科学ライブラリー) 「愛のホルモン」はすでにいくつかわかっている。出産の前段階として子宮を収縮させるために「オキシトシン」がでる。それから主さんのときに「β−エンドロフィ」がでる。それも尋常じゃない量がでる。産婦人科医ミッシェル・オダンはこれが「愛のホルモン」だといっている。オダンは「その濃度が濃い三十分間、母親と赤ちゃんが一緒にいることがものすごく大切で、それによって母子の愛情、一生の愛情が成立する」 オキシトキンというホルモンは、セックスのときや食事のときも微量にでる A10(エーテン)脳は、一九七八年、カリフォルニア工科大学・アリエ・ラウテンバークがつきとめた快楽神経のこと。 「この神経は、脳幹脳幹の神経核から発し、食欲とか性欲みたいな動物的欲望を司る視床下部を抜け、学習とか記憶、怒り、恐れ、警戒、攻撃力を司り、動物脳といわれる大脳辺縁系にいき、そして大脳新皮質にいって前頭連合野、さらに前部帯状回にいって、高度な記憶や学習、愛情を司る側頭葉に抜けている。」 「右脳は直感的、類推的、全体的、非論理的なところを左脳は言語的、分析的、部分的、論理的なところを司っている」 |
Posted by
田中尚輝
at 18:08