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森嶋通夫の「政治リーダー論」を読む [2013年01月17日(Thu)]
 気になる本を再読している。この本は1991年の本だ。イギリス在住の経済学者の鋭い目で政治を分析している。

『政治家の条件ーイギリス、EC、日本ー』(森嶋通夫、岩波書店、225頁、一九九一年)
 
 サッチャーの駄目さ加減や湾岸戦争時代の海部首相の駄目さ加減、当時の世界が日本をどのようにさげすんで見ていたかがよくわかる。日本の場合には、その状態が変わっていないことをみて愕然とする。

 森嶋の発言で参考になるところ。

 ≪その第1≫(☆は田中意見)
 大きい戦争に敗れた国には、長い間敗戦の後遺症がのこっている。ウェーバーも言うように、戦争に勝った国は、「戦争は正義の戦いであった、正義が勝ったのだ」と信じ、かつそのことを主張するし、負けた国は、自分たちが悪者であったかどうかにかかわりなく、「戦争自体が悪だった、今後二度と戦争をしてはならない」と覚悟する。

☆この点でアメリカを思う。アメリカは戦争に負けずに勝ち続けている。だから、自分が絶対的に正しいという思い込みをするのだ。

≪その第2≫
 マックス・ウェバーの『職業としての政治』にふれて
「政治家が信念をもっていなければならないことについては、すでに繰返し述べた。そのためには彼は確固たる世界観、人生観の持ち主でなければならないし、同時に信念を押し通すだけの強引さと激しさを持っている必要がある。世界観、人生観は主観的・個人的なものであるから、政治家は極めて個性的であり、しかもそれを強く押し通すのだから大勢の敵を持つことになる。”いい子ちゃん”では絶対につとまらない職業である。」

 ☆政治家らしい政治家はいなくなった。

≪その3≫
 江田五月著の『国会議員』によれば、
 1983年。政治資金のうち0.16%が調査研修費、「寄付金・交付金」9% 56倍
 これは今も変わっていない。民主党が政権を落ちた理由は政策に金をつかわなったからだ。

☆政策を勉強しない政治家と政党が多い。こまったものだ。これをどうするか。

≪その4≫
 「非常に遅れた政治機構が、進んだ経済、軍備、学問をうごかしたのである。」

☆明治の政治機構は、天皇制の宮廷政治にドイツ流の議会、裁判、官僚機構をつけただけだ。その政治が経済、軍隊、学問を指揮するのだからからとんでもないことになっている。そのときから存在する官僚組織が日本国を動かしているから、厄介だ。

≪その5≫
 「日本の若者に活気がないのも、日本が国際舞台でこそこそと逃げ回っているのも、共に日本に理想主義がないからである。勇気は武力を背景にして湧き起こるのではなく、理想主義こそがわれわれを勇者にするのである。」

☆「理想主義」をバカにする世の動きが怖い。 
Posted by 田中尚輝 at 22:39
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