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日本政治の政治哲学の貧困 [2013年01月12日(Sat)]
 すでに読まれている方も多いと思うが、『ハーバード白熱教室 講義録(上)(下)』(マイケル・サンデル、早川書房、299+335頁、いずれも700円、2012年)を読んだ。

 サンデルの講義の人気がわかる。学生と一緒に理論を整理したり、深めようという姿勢があり、これでは学生は頭をくるくる回しながら講義に集中せざるを得ないだろう。

 政治哲学には大きくは功利主義と社会契約論の二つの流れがあり、サンデルは社会契約論のコミュニタリアニズムの立場に立つ。この説明はながくなるので、本書を読まれたい。

 日本の政治の停滞と混迷がつづくが、その一因が政治哲学の貧困さにあると私は思っている。

 個々の政治家をみても哲学を感じられない。松下政経塾の出身者などはディベートだけの訓練を受けたようで、人間として、政治家としての薄っぺらさが見え見えだ。

 哲学というのは生き方に筋がとおっている、という形で表現される。

 今年の7月の参議院選挙と4年以内には総選挙がある。この間に当面の課題だけではなく政治哲学をしっかりと確立した集団をつくらなければならない。このことは政治家の責任ではなく、市民の側の責任が大きい。市民が哲学を持てば、政治家はそれについてこざるをえない。

 日本の学会においても丸山真男とその弟子たちの系譜と、サンデルらに刺激されて、東京大学や千葉大学で「公共哲学」が盛んになってきている。この動きに期待したい。
Posted by 田中尚輝 at 06:15
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