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赤ん坊はなぜ仰向けに寝るか? [2013年01月04日(Fri)]
 大澤真幸は私の注目する社会学者だ。彼の『ナショナリズムの由来』(講談社、2007年)は大著だが、すごく感心した。

 その彼が、私の関心領域の研究を始めてくれている。心強い。<現代社会学ライブラリー 第1巻>『動物的/人間的』(弘文堂、146頁、1200円、2012年)

 その中で、動物の中でなぜ人間だけが社会的になるのか、ということについて赤ん坊のときに仰向けに寝るのは人間だけだ、という松沢哲郎らの発見に注目をしている。

 動物は仰向けに寝ない。なぜなら、胸や腹という外敵に襲われたら弱いところがあるからだ。猫や犬を飼っている人は仰向けに寝かせてみるとよい。

 大澤は仰向けに寝るところに「人間的」の特徴をみて、「動物的」との差を発見しているのだ。仰向けに寝るということは親との距離があってよいということだ。そして手が自由になる。

 彼はつぎのように言う。

 「人間は他者と離れることにおいて、他者に近づくのである。他者を遠ざけることを通じて近づくのだ。」

 また、仰向けに寝ることによって、親と眼を合わせること、眼と眼を合わせることは動物の世界では「攻撃」を意味する(猿の目をしっかり見る、熊の目をしっかり見ると襲われる)にもかかわらず、人間は眼をみる。そして泣く。これは親と距離を老いてもかまわない人間の赤ん坊の特徴だ。だが、泣いた場合「親をする」親がいなければ赤ん坊はおかしくなる。

 今後の大澤の研究に注目したい。

Posted by 田中尚輝 at 04:52
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