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遺伝子に支配される人間 [2012年12月13日(Thu)]
『利己的遺伝子から見た人間』(小林朋道、PHPサイエンスワールド新書、204頁、2012年)

1人の人間の細胞数は10兆個ほどあり、この1つ1つの細胞に約2万個づつの遺伝子がある。

細胞が形成されるのは遺伝子がプログラミングするから、それにあわせて次世代へとひきつがれる。

 つまり、生物の存在は遺伝子が決定権を持っており、その遺伝子の利己主義によって活かされているのが生物であり、人間であるというのがリチャ−ド・ドーキンスの『利己的遺伝子』(紀伊国書店)の主張だ。

 遺伝子からすれば、人間のように子どもの数が少ない生物の場合には子育てをしっかりやるという仕組みを遺伝子の中にいれておくのだ。愛情などという感情は論理だけではどのように形成されたかを説明できないが、遺伝子をおくと理解できる。

 男が浮気をするのは遺伝子の「命令」でできるだけたくさん子どもを残しておくようにという「本能」としてインプットされている?

 男女の愛情がでてくるのは、それがないと遺伝子が継承されないから。

 本書は、その紹介をしつつ、遺伝子の戦略を利用して人間が上手に生きるにはどうすればいいのかを説く面白い本だ。

 たとえば、現代人に成人病が多いのはどうしてか?それは、人類700万年の歴史の中で満足できる食事ができたことはほとんどない。だから、人間はたえず空腹をかかえていたのであり、遺伝子は目の前にある食物に貪欲に手を出すのだ。それが栄養過多になって成人病になるわけだ。

 だとするならば、夕食のパーティにでかけるときには、カロリーの低いバナナをたべていけばどうかと著者は薦めている。そして、次のように言う。「脳は、その脳が設計されたときのプログラムにしたがって作動し、刺激によっては、その前で、衝動の増加に伴う行動を抑制することが非常にむつかしい」。

 私たち人間は遺伝子のプログラミングで動かされいるところがあるから、遺伝子の意志を知ることが上手にいきるときに必要なのだ。面白い本だ。
Posted by 田中尚輝 at 08:46
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