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日本国家の二重性 [2012年11月30日(Fri)]
『日本的革命の哲学』(山本七平、祥伝社、458頁、1200円、2008年≪1982年PHP研究所初版))

日本には「象徴天皇制」という不思議なシステムがある。権力はないが、日本を代表し、象徴する存在である。他方において、政治権力は別に存在する。この国家の二重システムはどうしてできあがたのだろうか。これを追求したのが本書である。

山本はこのシステムの源流を北条泰時の「関東語成敗式目」(貞永式目)におく。この式目は日本人がはじめて自らの規範を自分で作ったものであり、この規定によってじつに明治時代までの700年間の国の規範になるのである。「日本史において『日本が日本になった』おおきな節目」なのである。日本における革命である。


日本の国家の」不思議さは国家を代表する天皇制が一方にあり続け、他方に実際の政治権力を握る国家があるということである。このことは武家権力が成立した鎌倉時代からある。そして、武家権力が肥大化し、天皇権力がないがしていた徳川幕府に対する「革命」においても「大政奉還」という形式をとる。

この二重の国家構造は天皇が比較的に権限を持った明治時代から第二次世界大戦終了までの間もひきつがれる。そして、なんとなんと新憲法においても継続され、「象徴」として定式化されるのである。

山本は北条泰時がつくったシステムがこれを可能にしたと分析するのだ。山本は次のように言う。

「まことに社会とは不思議なものである。『泰時の平和』ともいえる新しい体制は御家人にとってはまことに有難いものであったはずだし、朝廷も貴族も寺社も『本所(ほんじょ)のわずらい』がなくなって、有難かったはずである。」
Posted by 田中尚輝 at 04:06
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