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『日本国の正体』 [2012年11月03日(Sat)]
『日本国の正体』(長谷川幸洋、講談社、221頁、1300円、2009年)

 国家権力の実態は何かをジャーナリストの目で見ている。著者は中日(東京)新聞の論説委員。自分がかつて「官僚のポチだった」ことを認めている。そして、記者が官僚にいかに丸め込まれて「ポチ」になっていくのかを具体的にかいている。

 著者は明確に国家権力の正体は「官僚」であると決め付けている。私もそう思う。政治家は形式としての権力である議員や総理大臣になりたいだけであって実質の権力をとろうとはしていない。


 こうした政治家に対して官僚はやさしく接する。ところが、国家権力の実態である官僚組織にはむかうようなことをするとどんな手段をつかっても追い落とすのだ。

 それを著者は3つの不思議な事件を冒頭に持ってきている。高橋洋一の窃盗事件(日帰り温泉での時計の窃盗)、中川昭一の財務大臣の朦朧会見そして自殺から辞任、小沢一郎の秘書逮捕をあえている。

 高橋は財務省の官僚だったが、国債ではない「政府債」の発行を政権に提案し、これが採用されそうになったのだ。国債を多くして、財政不安定⇒増税といきたい官僚の尻尾を踏んだのだ。中川も小さな国家に舵を切りたがっており、官僚の尻尾を踏んだ。だから、よっぱらって朦朧となっている(その前には新聞記者とのんでいた)な中川大臣を記者会見にひっぱりだしたのだ。小沢の場合には自民党政権から民主党政権へ変わる直前に秘書逮捕にふみきり、あわよくば政権交代をさせたくなかったのだ。最低限は官僚に怖い政治家である小沢を首相にしないことを狙ったのだ。

著者は次のようにいう。

「官僚にとって、『権力の実態』は自分たち自身であって、政治家はその権力を行使するための『衣装』にすぎない。衣装は、情勢に応じて着替えればいいだけなのだ。」

「権力に時間制限はない。官僚にも時間制限はない。官僚は永遠である。だが、ときの政権には必ず時間制限がある。時間が官僚に味方する。これが本質である。」

そして、著者は政治家たちの「永田町は『嫉妬』『ねたみ』『そねみ』が渦巻いている世界である。」と規定し、その猿の喧嘩のような状況を脇におきながら、実験は官僚が握るのである。

これが日本の国家権力だ。
Posted by 田中尚輝 at 07:24
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