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 私はNPOの活動家として、「新しい公共」を社会的システムとして形成したいと思っている。また、「フーテンの寅」のように全国移動をしている。そこで感じたことを書く。
最論「公共善」 [2016年09月24日(Sat)]

政治哲学で「公共善」という概念があります。


これは社会を成立させるベースのことで、ハード系でいえば公共財(道路や橋や公共施設など)、ソフト系が公共善です。社会は税の徴収や警察権などの国家権力によっても成立しているように見えますが、そうした後ほどできあがったシステムを取り除くと「社会的連帯感」というようなものがベースにあっ成り立っています。これが公共善です。


日本は明治以降、行政が公をすべて支配するという方式で行われてきました。ですから、福祉も措置時代には、すべての決定権、サービス提供権は行政にあり、市民にあるのは「提訴権」だけでした。2000年からの介護保険時代に入ってもサービス提供は行政が許可した事業者を通じておこなうことになっていました。


ところが、こういう時代に幕引きが行われるのです。行政だけが公を担う力量を保持し得なくなってきたのです。


「公」の行政独占から、「公」の分かち合いの時代です。ここに登場するのが「市民」なのです。このことはすでに「市民協働」という概念で実験されてきています。これを制度として取り入れようというのが介護保険改正なのです。ですから、「住民を巻き込まないと成り立たない」(田中滋 慶応大学名誉教授)ということになるのです。


自治体はこれまでのように公に全責任を持つのではなく、市民にも分担をしてもらうのです。市民は税金・社会保険料も払うのですが、それだけではなく「汗もかく」のです。こうした意味では、自治体と市民が肩を組んで協働で公を進める時代に入るのです。

Posted by 田中尚輝 at 15:34
[ 「公」の観独占から、市民参加型へ [2016年09月23日(Fri)]

公の官独占型から市民参加型へ


日本では、これまで長い間公共は「官独占」だったのです。人々は税金を納め、他方「給付」を一方的に受けたのです。福祉も「官独占」であり、官が人々、いわゆる下々(・・)に「給付」するということでした。これを介護保険法は風穴をあけ、民間事業者、NPOが給付側に回ることができるようになったのです。ただし、それはあくまで行政に使われる事業者としてのことでした。


ところが今回の介護保険の大改正は、福祉を根本的に再編しようとするものであり、人々の自発的な助け合い、支え合い、ボランティア活動によって、「公共善」を確保しようというものなのです。


ところが市民側からいえば、「税金は出せ」、「社会保険料は出せ」、そのうえ、「労力まで出せ」といわれているわけです。これを「損・徳」勘定からすれば損ということになるのです。


しかし、そのような「損・徳」勘定の社会でよいのでしょうか。人間が幸せに生きるには皆で「連帯感」を味わえる社会にする必要があります。今回の改正が厚労省から持ち出され、自治体が実際運営にあたっているために市民からすれば、ボランティア活動の押しつけをされているようで、窮屈に感じたりしますが「公共善」の立場に立てば、当然のことなのです。

Posted by 田中尚輝 at 14:58
ハンナ・アレンとの革命観 [2016年09月22日(Thu)]

『革命について』(ハンナ・ハレント、筑摩書房、1995年)


2回目読んだ。最初はマルクスボーヤの私にとっては、理解しがたく頭に入らかった。


ハレントの革命についての理解は「通常」のものではなく、アメリカ革命をフランス各目の上に置く。フランス革命からロシア革命への道筋をこき下ろす。


そして、党とかリーダーシップを認めない。


レーテ、評議会,ソヴィェなどを評価する。参加民主主義が保障されるところ・機関だ。これに対して、党の評価は低い。


今後、民主主義国家においては、国の政策と同時にコミュニティの位置づけが問われることになる。コミュニティが大事になる、基礎的な意思決定の場になるのではないか。


ハレントの本を読みながら、そう考えた。

Posted by 田中尚輝 at 17:00
改正介護保険によって、生活がどう変わるか? [2016年09月21日(Wed)]

改正介護保険によって、市民生活はどう変わるか?

  

これまでの介護制度や福祉政策は、じっとしていたら行政側がサービスを「してくれる」ものでした。ところが、改正介護保険以降はそういうわけにいきません。自分もサービスする側に立たなければならなくなったのです。


 要支援1,2の軽度者には、予防給付という行政側からのサービスはなくなり、生活支援総合事業という自治体が実施するサービスに代わるのです。


ところが、自治体はこのサービスをするのに、これまでのような事業者をつかう「給付」ではなく、市民相互の助け合い、支え合いによる「事業」によって実施しようというのです。ですから、この総合事業にボランティア活動として参加する人がいないと「サービスはゼロ」ということになるのです。このことは、これまでのように契約と介護報酬によって義務的にサービスしていた事業者を通じるのとは異なり、市民の自発的な気持ちと行動によって、サービスを作り出し、それを提供しようということなのです。この市民は命令や契約や報酬で動かせる存在ではないのです。

  

ただ、今回の改革では、激変緩和措置として、総合事業の中にサービスA,B,C,Dとある中でサービスAは、これまでのサービスの原型を持つものですが、これはゆくゆく縮小・廃止されていくものです。


  ですから、これからの市民は介護保険料と税を支い、かつ、汗を流してしてボランティア活動もしなければならないのです。「お金も汗」もというこれまでの日本にはなかった時代に移ったのです。


  損得の勘定では「お金も汗」もといわれると損をしたことになるでしょうが、果たしてボランティア活動をすることは損なことなのでしょうか。前項で書きましたように実際にボランティア活動をしている人は、「ボランティアをさせてもらっている」「人生が充実してきた」「楽しい」という感じで受け止めているのです。


  また、積極的にボランティア活動に参加することが、自分の健康、生きがいにつながり、親しい友人をつくっていくことにもなっていくのです。自治体から言われると誤魔化されたように思うこともありますが、振り返って原点から考えれば、よい機会を与えられたと考えればよいのではないでしょうか。

Posted by 田中尚輝 at 12:18
日本人の福祉 [2016年09月20日(Tue)]

連休3日間は、改正介護保険がスムーズに施行してほしいと思い、自治体とNPO向けの本を書いていた。その中で、日本人の福祉について、考えた。以下の通り。


日本においては、1960年代から急速に福祉や年金制度の整備が進みました。1960年代には61年に国民健康保険制度、国民皆年金制度がはじまり、老人福祉法が63年に制定されたのです。


1960年というのは団塊世代(194244年生まれ)がようやく10代後半になったころであり、高度経済成長(当時生まれた池田首相の目標は「月給2倍論」であり、それを現実化していくのです)に突入し、団塊世代が若い労働力として大量に労働市場と消費市場にでてくる繁栄の時代の始まりでした。この福祉政策の発展が、東京都の美濃部都知事の老人医療無償化などとして進んでいくのです。このことは将来を冷静に予測しないで、大判振る舞いをしていく時代が続いていくのです。この傾向が1980年代の終わりごろまで継続され、その後も惰性でこの傾向は続きます。この見直しの一環としてでてきたのが介護保険制度であり、保険によって老後のケアをしていこうということになってきたのです。この法律は1997年に成立し、2000年から実施されました。


  このような1960年代からして4050年間の行政福祉が推進された時代には、日本国民は福祉・医療・年金制度は行政側が責任もって実施行くものとする考え方が普通の状態として受け止められていくのです。


しかし考えてみれば、1960年以前には、福祉政策は生活保護法とわずかの老人施設程度しかなかったのです。そういう時代に人々はどういう生活をしていたのでしょうか。家族で支え合い、それで対処できない場合には、隣近所、部落で解決していたのです。この崩壊は都市化・家族崩壊と併せて進みます。

Posted by 田中尚輝 at 12:34
市民協で改正介護保険の本づくり [2016年09月18日(Sun)]
この連休3日間は、市民協で改正介護保険の本づくりをしていて大変。

自治体向け、NPOを向けに作っている。

ここでかじ取りを失敗すると両者ともとんでもないことになる。

警鐘を投げつつ、日本の国がなんとかなるように必死で書いている。出来上がりは(本になるのは11月になる)ご期待のほどを。

Posted by 田中尚輝 at 14:46
『国東子ども風土記』 [2016年09月16日(Fri)]

『国東子ども風土記』(三浦玄樹、創栄出版、1989年)


第二次世界大戦前と後の大分県国東半島の子どもたちの風土記だ。


テレビは当然ないし、ラジオの単語も出てこない。小学校23年になると野良仕事を手伝わされる。その隙間をぬって、子どもたちは遊ぶ、遊ぶ。


それは隣の村と分ける山の頂上へ草や木を分けながら、到着したり、大きな蜂の巣を取り損ねて蜂に追いかけられたり、いつも行かない深い川を潜り、河童らしきものに追いかけられたりする。先輩が犬を刀で殺すことにも付き合い、その後傷ついた犬に自分の弁当を半分残して食わせたりする。


子ども時代の英雄伝説の物語だ。私も小学校時代に京都の東山区に住んでいたが、東山を超えて山科(当時は、田んぼが広がっている田舎だった。先輩に大石内蔵助が祇園へいくときに通った道、飲んだ井戸水などの紹介を

うけた)へいき、ザリガニをとったり、東山の空も見えないような尾根をつたって道なき道を清水寺へいくのは結構な冒険物語で自分の英雄伝説の1つだ。


こういうのどかな時代からみると現代の子どもは、かわいしそうな気がする。個性を伸ばすために、どうすればよいのか。

Posted by 田中尚輝 at 12:05
サービスAno行方 改正介護保険 [2016年09月15日(Thu)]

改正介護保険 サービスAの行方


改正介護保険で作られる多様なサービスにはA,B,C,D4種類あるが、Aは既存のサービスの

設置基準を少し「緩和」しただけのものだ。


多くの自治体は、サービスAなら慣れたものなので、この作業は進んでいるが、他はさっぱりのところが多い。


ある市はこのAをこれまでの報酬の5割で募集したが、さっぱり希望事業者はあつまらず、報酬を限りなく現状に近いものにしようとしている。


これは当然であろう。これまでの報酬でも赤字基調だったのに5割にしてやるわけはない。市役所が事業者を軽く見すぎている。設置基準を緩和するといっても資格がいらないといってもそもそも人があつまらないのだからやりようがない。


このA,今度の制度の激変緩和措置のようなものであって、厚労省はこの制度をなくしていくだろう。

本命は地域の支え合い、ボランティア活動が本命であり、今回の法律改正はそこに狙いがあるのに、勉強しない自治体はあたふたしている。本命をしっかり追いかけよう。


Posted by 田中尚輝 at 12:34
都庁官僚の能力 [2016年09月14日(Wed)]

東京都:築地移転問題



都では築地市場を豊洲へ移転するか、どうかでおおもめだ。


専門委員会と技術委員会を置き、そこで決定した「盛り土」をしないで、工事をしてしまったのだから、この責任は都庁官僚にある。


さて、みなさんはその責任者が発見できると思いますか?


私は発見できないと思います。日本の官僚機構は、誰に責任があるのかわからなくするのに「天才的能力」があるからです。こういう観点からもこれからの推移を見てみましょう。


ここのところが、日本の甘さの根源なのです。

Posted by 田中尚輝 at 12:25
本日発行の市民協MM [2016年09月13日(Tue)]

4回 次世代リーダー研修会

  17年(新年1789日)、主会場、名古屋市NPO法人さくら

毎年ご好評をいただいている「次世代リーダー」研修会は来春で4回目を迎えます。今年は関東を離れて名古屋市を中心に活動しているNPO法人さくらを主会場にします。

「さくら」は年商5億円程度の法人ですが、かご保険では重度者を主要な対象としつつも地域のボランティア活動を進めています。障がい者、子どもへのサービスも視野に入れています。

次期リーダーを養成している団体は送り込んでください。申し込み受け付け開始します。

 17日(土)1300 挨拶

            講義1 改正介護保険と介護系NPOの今後の役割

(田中尚輝)

            講義2 NPO法人さくらの経営(理事長 村居多美子)

            施設見学@ さくら一番館、ほか

        1800 交流会

   8日(日) 900 施設見学A

        1300 自治体と市民の協力の在り方(長久手市、日進市) 

        1500 「協議体」と生活支援コーディネータ(松下典子) 

        1800  交流会

   9日(月・祝)

         900 振り返り意見交換 @団体のマネジメント

        1300 振り返り意見交換 A改正介護保険への取り組み

        1500 終了(ごくろうさんでした。)

     参加費:13万円(旅費、宿泊費、交流会費別)


≪自治体必携≫≪NPO必読≫11月発行!!

市民協テキスト『改正介護保険の進展のために 〜自治体とNPOは総合事業をいかに進めるか』

         監修・著作 認定NPO法人市民福祉全国協議会


改正介護保険への自治体の取り組みが遅れています。自治体の中には、「どう進めたらよいかわからない」というところさえあります。

他方、介護事業者・NPOの中には、厳しくなることを感じながらも何も手を打っていない団体も多いのです。

こうした課題を克服できる冊子を作成中です。ご期待ください。


Posted by 田中尚輝 at 15:54
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