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対人援助技法の基礎 [2006年12月23日(Sat)]

(12月21日の大阪外大ボランティア論2−2へのコメントは、この記事につけてください!)

また記事のアップが遅くなってすいません。このところの仕事の量は尋常ではなく、自らのマネジメント能力の低さを痛感しています。。。授業でもしゃべりすぎてしまって、せっかく菊池君がプレゼンの用意をしてくれていたのに、発表の時間が少なくなってしまいましたね。来年(こそ)は計画的な人生を送りたいものです。

さて、21日は今年最後の授業でした。ケースワークの手法を中心に、対人援助技法について基礎的なお話をしたあと、インタビューゲームを通じて「聴く」ことの意味を感じてもらう演習を行いました。新しいチーム分けも行いましたので、欠席した人は次回出席時に新しいチームに参加してください。レジュメは下記の通りです。



ボランティア、とくに子どもと接する就学支援関連のボランティアは、対人援助です。目的意識を持って計画的に状況を改善するようなアプローチでなければなりません。一ボランティアとして活動に参加するだけなら、本当はそうした計画性まで考えなくても良いほど洗練されたプログラムになっていればいいのですが、みなさんが「通訳に来て」とか「勉強を見てあげて」と依頼を受けて行く現場は、残念ながらそうではありません。一ボランティアとしても持っておきたい「心構え」として、今回学んだことを活かしてもらえればと思います。

今年も残すところわずかとなりました。
新年は早くも5日に補講でスタートですが、よろしくお願いします。

田村太郎
NPOと協働研修(和歌山) [2006年12月14日(Thu)]


今年2回目の和歌山県庁の職員のみなさんを対象としたNPOと協働の研修を担当しました。参加されたみなさん、2日間の研修、お疲れ様でした!

8月の時もプロジェクターで紹介しました資料は、印刷せず、PDFでこのブログから提供しました。下記の記事をご参照の上、必要に応じてダウンロードして下さい。
https://blog.canpan.info/tamurataro/archive/75

8月は使わなかった協働に関するスキルの資料は下記です。


協働環境調査に関するデータは8月の記事にアップしています。また、この調査の報告書は、IIHOEのウエブサイトで購入することができます。このほか、IIHOEのウエブサイトにはNPOのマネジメントを考える上で必読の書籍をたくさん紹介しています。ぜひ、ご参照下さい。

最後に、別府の事例は、このブログの4月の記事
https://blog.canpan.info/tamurataro/category_8/
でご覧になれます。でも、百聞は一見にしかずですから、是非機会があったら直接訪ねてみてください。白浜と同じくらい、いいお湯ですよ。

8月の研修に参加頂いたご縁で、明日も和歌山で土地改良事業区のみなさんのための、NPO研修を担当させてもらいます。(そんなわけで和歌山に2泊3日中)

よろしかったら、今日の感想などをコメントにお書きいただけるとうれしいです。
和歌山県庁のみなさん、今後ともよろしくお願いします〜。

田村太郎
異文化理解とコミュニケーション [2006年12月11日(Mon)]

(12月7日の大阪外大ボランティア論2−2へのコメントは、この記事につけてください!)

記事をアップするのが遅くなってごめんなさい!
すっかり公開済にしたと思っていましたが、なぜか、アップロードすらされてませんでした。確認しないとだめですね。。。

今回からは趣を変え、就学サポートを志すみなさんに持ち合わせて欲しい心構えや、タイ人援助者としての考え方を学ぶ回がつづきます。初回の今回は、異文化理解とコミュニケーションをテーマに、演習とレクチャーを行いました。レクチャーの資料は下記の通りです。



演習は、「ドラえもん」分析を行いました。まず、ドラえもんについて100文字で説明する文章を個人作業で行い、つづいてグループ内でそれらを共有して、メンバー全員が納得する解説文に変えてもらう、というもの。誰もが知っている「ドラえもん」ですが、ドラえもんのカタチや機能について書く人や、ストーリーを中心に書く人、「金曜夜7時から放送している日本で一番有名なテレビアニメ」といったフレームから解説する人など、さまざまでした。ストーリーも、のび太くんがいじめられてそれを助けるところを強調する人や、いろんな道具で助けてくれる部分に絞って書いた人も多かったです。

同じような年齢、同じ大学に通う学生同士でも、ひとつの事実(ドラえもん)をこれだけ多様にとらえているわけです。例えみんなが知っているようなことであっても、他人は自分とは異なる視点で捉えている、ということに気づいて頂ければと思います。また、みんなが納得する文章に変えてみるプロセスはどうでしたか。今回は構成員にとって利害が関係しない内容でしたが、これが地域のルールを決めるというものだったら、どうでしょうか。あるいは、教室でのルールを決める、というものだったら?

私たちは無意識のうちに、自分の視点、自分の価値観でものごとを見ています。誰も「客観的」にものごとを見ることはできません。他人は自分の視点以外の視点を持っている、ということを忘れずにいたいものです。

では、今回のブログ担当のみなさん、よろしくお願いします!

追伸:12月14日は休講、次回は21日です。