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日本のろう学校の現実 [2008年04月07日(月)]
西日本に住むろう児のママから相談メールが来たので、明晴学園の開校を前に、息子と二人で関西に行ってきました。

このブログを読んでいる方は、「日本のろう教育が刻々と変わっていく!」と期待して下さっていると思いますが、現実はそう甘くありません。公立のろう学校では、残聴能力を最大限に活用すること(つまり、補聴器をつける!聴能訓練をする!発音訓練をする!聴覚口話法)が大原則です。(だから、私立学校を創るしかなかったのです)

そんな中、あるろう学校で、たった一人で「日本手話での教育」を求めている親子がいます。乳児、幼稚部、小学部と何年もろう学校と闘っています。学校側は「手話だけじゃなく声も一緒に出せば、他のお友達とも会話ができます」と言うそうです。口話の子には「手話も」とは絶対に言わないのに、手話の子には「声も」と言う。お母さんは「日本語の声と日本手話は別の言語なので同時に話すことはできません!」と当たり前の返事を何度もしているそうですが…。

それにしても、この子は本当にしっかりと育っているし、お母さんの日本手話は私が知っている聴親の中でダントツに上手い!ついでに、2歳上のおねえちゃんの手話もメチャうまでした。
やっぱり、日本のどこでろう児が生まれても「日本手話による教育」を選択できるようにするべきだと痛感しました。

(さと)