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想い [2010年01月30日(Sat)]

特養の相談員として、何をどのように判断すべきか考えさせられることがあります。
ある、看取りの段階であるご利用者は、胃ろうが造設されています。
その方には奥様がいらっしゃり、その奥様は区の巡回バスを利用しながら、連雀へ毎日通っていらっしゃいます。
飲み込みが困難なことから、主治医も施設も口からの摂取は本人にとって苦しいといえる状況になってしまうのではないかと、援助を避けていました。
もちろんその内容は奥様にもお伝えしています。

しかし、奥様は口を湿らす位の量を提供しています。
ご主人に対する想いから、老体に鞭打って毎日面会に通い、無理のない範囲で、少しだけ…

『おとうさん、お口を掃除するわよ。 少しだけね…』

一見すると微笑ましい、素敵な場面なのですが、どうするべきなのか…といつも壁にぶつかっております。

人と人との絆を感じられる素敵な仕事だと思っておりますが、反面難しくも感じております。
(かんだ連雀 ドルフィンスルー)
Posted by かんだ連雀 at 08:30 | かんだ連雀 | この記事のURL