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運命の出会い [2019年05月27日(Mon)]

ブログかがやきプラザ(写真)20190527.JPGあと2時間もすれば日付が変わるという頃、自宅の最寄り駅の近くの交差点に差しかかったところ、80代くらいの小柄な女性が若いカップルに道を尋ねていました。
「駅はどっち?」
その年配の女性は明らかに季節に合わない服装、裸足にぶかぶかのサンダル…
買い物した牛乳とお米が重たくて仕方なかったのですが、その女性が気になって気になって仕方なくて動向を見守っていると、駅前までたどり着いたにもかかわらず、うろうろとしてから、駅前の交番に入ったのです。
「良かった、これで、安心して帰れる」と思った矢先、婦警さんが指をさして道を教えている様子…
その女性は交番を出て、また歩き出したのです。
「えぇっ!?嘘でしょ!?婦警さん、もっと話を聞いてあげてよ〜」と思いながら、再度、見守り態勢に入りました。
ふたつ先の信号を渡ったところで立ち止まり、また、キョロキョロとしています。
ふたつ信号を渡るまでに、「どうにか声をかけたい」「でも、この方の立場になったら、
どのように声をかけようか」と散々悩みました。

勇気を出して、目の前の女性に「どこか探していますか?」と声をかけたところ、穏やかな反応で、「○○まで行きたいんです。そこまで行けば、帰れるんです」と答えが返ってきました。
「それなら、私も近くを通るので送っていきます」と、牛乳とお米の重みに耐えながら、
ゆっくりと歩みを揃えました。
「隣の駅の近くに住んでいる友達のところへ行っていた」「ひとり暮らし」「たまに、息子が顔を出してくれる」など話をうかがいましたが、どこまで本当の話かは定かではありません。
途中、「あ、わかった!ここまできたら、思い出した。もう大丈夫です」と言われましたが、
「夜道が心配ですから」と本人がおっしゃる自宅前までお送りし、その女性が、家の中に入るまで確認してから、その場をあとにしました。

その後、管轄の地域包括支援センターに情報提供したのですが…
ふだん、「認知症サポーター養成講座」で受講者の皆さんには「困っているようすが見えたら、『なにかお手伝いすることがありますか』と声をかけてくださいね」などと簡単に話していましたが、いざ、自分がその場面に出くわすと、なんと勇気のいることでしょうか!!
高齢者とかかわる場面に慣れている私ならたやすいことと思っていましたが、実際の場面では「どう声をかけたら、その方が傷つかないか、怪しまれないか」など考えたら、なかなか接触しづらかったです。
ですので、ふだん、高齢者の方々に慣れていない方はもっと難しいと思いました。
あの日出会った女性のおかげで、そんな貴重な経験をさせていただき、運命の出会いだったかもしれません。
次回、「認知症サポーター養成講座」を担当することになったら、そんな体験談も受講者の皆さんに伝えて、「勇気を出してくださいね」と話したいと思います。

(かがやきプラザ mint)

Posted by 多摩同胞会 事務局 at 08:00 | 千代田区立かがやきプラザ | この記事のURL