ギャローデット大学 [2006年05月31日(水)]
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8月から留学するギャローデット大学とは、アメリカにある世界で最初の聴覚障害者のための大学院も擁する文系総合大学である。
日本財団聴覚障害者海外奨学金の第2期生はすべてギャローデット大学を予定している。 今まで、何名の日本人の学生が入学し、卒業したのか知らないが、おそらくEnglish Language Institute(ELI)の入学者がきっと多いのだろう。正式に学部や大学院を卒業した者は、少ないと思われる。 私はSocial work(社会福祉)を専攻する予定であるが、その前にギャローデット大学全体について、簡単に紹介してみたいと思う。 設立当時は、College(単科大学)であり、University(総合大学)ではなかったようである。 これまでの歴史をギャローデット大学のホームページから調べてみると、 ------------------------------ 1856年にケンドールが、12人のろうの子どもと6人の盲の子どものための支援を始めたことから始まり、さらにエドワード・M・ギャローデットによって、ろう学校が設立され、その後、1864年に連邦議会で可決され、当時のリンカーン大統領が署名したことにより、ろう者のための大学が設立された。後ほどに大学同窓会よりの要望によって、現在のギャローデット大学に改名。 聴覚障害者に関わるものなら誰もが知っていると思うが、1988年には、大学理事会が7代学長の選考で聞こえる人を決定したとき、「Deaf President Now」と要求する学生運動が起こり、その結果、現在のI・キング・ジョーダン博士 (Dr. I. King Jordan) がろう者として史上初の8代学長になった。 ------------------------------ しかし、I・キング・ジョーダン博士は、惜しまれながらも2006年12月にて引退予定である。次回の学長に注目が向けられている。現在、次期学長を巡って学生によるデモが起きたりしており、今後の動向が注目される。 学部は、学位取得可能な専攻科目が40以上。 大学院は、教員養成・教育学・行政官・オ-ジオロジー・通訳・カウンセリング・社会福祉・心理学・教育工学・言語病理学・言語学の分野があり、修士号、博士号が授与されている。 ギャローデット大学の図書館では、ろうに関する資料が世界でも最も多くそろっており、歴史的にも貴重な文献の多くが厳重な倉庫に保管されている。しかし、日本の文献が少ない。おそらく寄贈されていないと言うことだろう。 ギャローデット大学では、アメリカ手話と英語が併用されている。 手話コミュニケーションに関して、3つの方針を掲げているとのこと。 1)Effective sign communication supports education. 2)Sign communication will be inclusive, recognizing the individual's communication needs; respectful of each person's sign language style; and flexible so that public discourse is fully accessible to everyone. 3)Direct sign communication is central to Gallaudet's vision, therefore, training and assessment programs provide the opportunity for everyone on campus to become fluent signers. ギャローデット大学ホームページ http://www.gallaudet.edu/ |
Posted by
高山 亨太
at 00:15



