こんにちは。スタッフの小橋です。
毎週火曜日はお役立ち情報やスタッフブックレビューをお届けしています。
今回は、
ボランティアについてのお話です。
みなさんの団体ではボランティアを受け入れていますか?
団体の主力メンバーだけでは足りない力や、人手をカバーしてくれるボランティア。あるいは、ボランティア体験からさまざまな気づきを得てもらうために、啓発的な側面を持たせてボランティアを受け入れている団体もあるかもしれません。
そんな団体によってはカギともいえるボランティアですが、運営していくうえで困っている団体も多いのではないでしょうか。
「ボランティアがなかなか集まらない」
「長続きしない」
「コミュニケーションが取れない」こんな悩みを抱えてしまったときは
「なぜボランティアが必要なのか」を考えてみましょう。
□有給のスタッフは雇えない。だからボランティアが必要。
□団体のメンバー全員がボランティアだから絶対必要。
□団体の理念・目的を広く市民に伝えるためには、多くの市民ボランティアが必要。
□団体の活動を通じて、ボランティアに社会参加の場や生きがい、やりがいを提供したい。
□社会や地域を変えるためには、ひとりでも多くの市民の参加が必要。・・・
ここで重要なのは、
ボランティアは単に無償で雇える人手ということではないということ。
団体のミッションを確認し、このミッションに共感し、実現のために自発的に取り組んでくれる大切な存在であり、仲間です。
このことを踏まえ、ボランティアを募集することに決めました。
それでは、募集から活動までの流れの中のポイントを押さえてみましょう。
1.ボランティアの募集★どんなボランティアが必要か、団体でよく話し合いましょう!「運営を担ってもらいたい」? 「イベント時のサポート」? 「専門家的に助言などができる人」?「学生」? 「社会人」? 「有資格者」? ・・・などなど。
★必要な人材が定まったら、その人たちに届くような広報手段を考えましょう!学生であれば、SNSでの広報が効果的かもしれませんし、イベントのサポートが必要であれば、チラシを作成してイベントチラシを配架しているラックに置くと、イベント好きな人に届くこともあるかもしれません。
2.面談★募集が来たら面談(面接)してみましょう! 団体が目指すミッションに共感してもらえるかは、結構重要ですよね。また、ボランティア側の要望を活動前に確認しておくことも重要です。
お互いに納得したうえで活動が始められると、効果的な活動ができます。
3.オリエンテーションとトレーニング★オリエンテーションで環境を整える! 活動することが決まったら、再度団体のミッションや活動内容、活動期間などを確認します。場合によってはトレーニングや研修を経ることで、ボランティアが活動しやすい環境を整えることができます。
4.活動中のコミュニケーション、ミーティング★ボランティアの様子を注視し、コミュニケーションをとる! ボランティアの能力や技術が発揮できているかなど、様子を見たりコミュニケーションをとったりしながら把握していきます。ちょっとした疑問を抱えていても、ひょっとしたら質問できないままの人もいるかもしれません。ボランティアの気持ちを理解するよう努め、ミーティングなども効果的に使いながらコミュニケーションをとっていきましょう。
5.活動継続意思の確認★ボランティア活動期間がきたら、活動を継続したいかどうかを確認しましょう! 達成感や満足感を得られたかなども聞き、不十分だった場合はどのようにしたらよかったかを話し合いましょう。
★協力してくれたボランティアへ感謝の気持ちを伝えましょう! 意外と忘れがちなのが、ボランティアへの感謝。活動を気持ちよく続ける・終えるためにも感謝の気持ちを伝えることはとても大切なことです。ありがとうカードを贈ったり、活動の報告書でボランティアの活動を紹介したり、MVPを表彰したり・・・いろいろな方法がありますね。
いかがでしょうか?
せっかく活動に参加してもらうなら、お互いに楽しく活動したいですよね。
ぜひ参考にしてみてください。
*この内容はNPO法人せんだい・みやぎNPOセンターが作成したリーフレット「NPOボランティアマネジメントアイディアブック あなたの団体ではボランティアがいきいき活動していますか?」の内容を一部変更しながら作成しました。このリーフレットにご興味がある方は
たがさぽまでお問い合わせください。
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