愛知の高校生が、多賀城で震災と復興を学ぶ [2018年04月08日(Sun)]
こんにちは!スタッフのわたなべです!!
学生のみなさんは、春休みもそろそろ終わりですね。どんな春休みでしたか〜? さて、 3月26日(月)、27日(火)の2日間、「愛知県高校生フェスティバル」の運営に携わっている高校生たちが、南三陸町や多賀城市を中心に活動している「一般社団法人復興応援団」主催のスタディーツアーに参加し、東日本大震災や復興の現状を実際に見て、聞いて、感じて、学びました。 私もツアーの一部に同行しましたので、今日はそのレポートをお送りします。 ◆26日(月)午後 東日本大震災の経験談を聞く 東日本大震災を経験した、当時小学生〜高校生だった方3名と多賀城市役所の職員の方が話し手になり、高校生たちは班ごとに2名の方の話を聞きました。それぞれ、震災直後のことからはじまって、ライフラインが止まってしまった数日間のこと、学校の終業式や始業式が大幅に遅れたこと、その後の生活や取り組んできた活動についてなどのお話がありました。また、多賀城市役所の職員の方は、震災発生時の職員としての動きや、その後の避難所運営時のことなどについても話していました。 後半は質疑応答やフリートークになり、高校生たちからは「ライフラインが止まって大変だったことは?」「どのような時に『復興』を感じますか?」などさまざまな質問が出され、話し手のみなさんは丁寧に答えていました。また逆に話し手側から、フェスティバルに関わるようになった理由や今回のツアーに参加しての感想などを聞かれる場面もありました。 ◆27日(火)夕方 まとめのワークショップ 2日目の最後は、たがさぽにてツアー全体のまとめワークショップを行いました。お題は「愛知に戻ってから起こすアクション」について。最初に、2日間のツアーで学んだことや感想を個人ごとにまとめて班で共有したあと、それぞれが愛知に戻ってできることを考えていきました。 最後に班ごとに発表。大きく3つのポイントに分けて、一部ご紹介します。 ○「東北」のために ・募金活動に取り組みたい。また、方法を再検討したい。 ・東北のものを購入する。愛知で物産展をやってもいいかも。 ・再度東北に来たい。また、スタディーツアーも含めて、友達にも東北に行くよう伝えたい。 ○「愛知」のために ・自分の住む地域の歴史を調べたい。以前の災害のことや対策が分かるかもしれないので。 ・近所づきあいの大切さを学んだので、まずはあいさつからやってみたい。 ・東海地方でもいつ地震や津波が来るか分からないので、津波到達の予想ラインを学校の扉や壁に貼って関心を持ってもらう。 ○将来の夢とリンクさせて ・調理師になりたいと考えているので、東北の食材を使った料理を出せるようになりたい。 ・今回いろんな方に話を聞いて、心のケアに関わるカウンセラーになりたいとあらためて思った。 今回、一部ですが同行させていただいて、高校生のみなさんが真剣に話を聞いたり、考えているのを見て「すばらしいな〜」と思うとともに、現地で見て、聞いて、感じるということは何ものにも代えがたいものなのだな、と感じました。 得た学びをぜひ愛知でも活かし、次のアクションにつなげてほしいと思います。そして、また東北に来てくださいね! 【おまけ】 たがさぽの辺りも桜が咲き誇っています! |