「伝わる広報」A 手にとってもらえるチラシをつくろう! [2017年10月29日(Sun)]
こんにちは。スタッフの川口です。 10月6日(金)、「伝わる広報」2回目は checkmate design代表、グラフィックデザイナーの菅原孝行さんをお迎えし、「たくさんのチラシの中からあなたのチラシを見つけてもらう方法」を開催しました。講座には、市民活動団体の方など16人が参加しました。 講師の菅原孝行さん。とてもわかりやすいお話でした はじめはチラシデザインの考え方についての、ワークをまじえた講座でした。 まずチラシの目的を明確にすることが大切で、「いつ?」「どこで?」「誰が?」「何を?」「なぜ?」「どのように?」をポイントに伝えたいことをまとめます。特に、「なぜ?」は目的を明確化するポイントです。 次にレイアウトについて、見せたい情報をどうまとめるかを考えました。 写真の大きさに変化をつけると…楽しそうだったり、整然と配置すると…真面目な感じになったりと、少しの工夫で見え方が違ってきます。 チラシ作りのポイントを熱心にきく受講生 次に文字の配列によって、実例を見ながら学びました。 ・右寄せは文字を小さくし、キャプションに使われる。 ・左寄せは読みやすい。 ・真ん中寄せはエンブレムのように見えて、主張が激しく見える。高級感がある。 ・ランダムは雑誌などに多い配列で、にぎやかに見せる。 などなど、簡単に取り入れることのできるレイアウトです。 ほかにも、書体(フォント)の選び方や、色の使い方、色のまとめ方などを学びました。 その後のワークでは、手描きでチラシをデザインして描いてみました。サムネイル(ラフスケッチ)を描きながら、配置を探っていきます。参加者は複数のデザインを考えて、イラストにもチャレンジしました。 手描きでサムネイルを描いていく ポイントは… ・いろいろなデザインを考えてみる ・タイトルはフォントで遊んでよい ・中の文字は統一した方が見やすい ・色のトーンを合わせる ・響くものをひとつキャッチコピーとして入れる そして、自分ひとりだけで考えるとわからなくなるので、人の意見を聞くことも大切です。 最後にグループからひとりずつ、チラシのポイントを発表しました。 趣向を凝らしたチラシがたくさんありました! アンケートには 「今まで感覚的に行っていたことがなぜなのか、という理由を知ることができました。ワークの内容も実践で活かしていきたいです」 「自分の課題がはっきりしました」 「ポイントや基礎が学べた!!アイデアを図化するのがスムーズになった」 などの感想をいただきました。 まず、「情報を整理する」「描いてみる」そして、「人の意見も聞く」この3つのポイントをおさえれば、読み手に伝わるチラシが作れると思いますよ。 当センターでもチラシのつくり方などの相談もお待ちしております。 |