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スマホのゲームで地域おこし!?リアル陣取りゲーム「Ingress」 [2015年01月29日(Thu)]
こんばんは。スタッフの櫛田です。
毎週木曜日は、市内外で活躍する団体、おもしろい取り組みを紹介します。

スマートフォンをお持ちのみなさん、どんなアプリを使っていますか?
仕事、趣味、ひまつぶし、人とのつながり、たくさんの場面でアプリが活躍していますね。
※アプリとは、ネットワーク上から自分のスマートフォンに任意で取り込むことができるソフトをさします。ゲームや家計簿、動画再生、スケジュール管理など多種多様なものがあります。最近よく聞く「Line(ライン)」なんかもアプリの一つです。

今回は、地域おこしの一つとしても注目されているアプリ「Ingress(イングレス)」を紹介します。

Ingressとは、Googleが運営するゲームアプリで、端的にいうと陣取りゲームです。
しかし、単なる陣取りゲームではありません。なんと、その舞台となるのは現実の世界なのです。
世界各地の建造物・建造物跡・碑などがゲーム内では「ポータル」と呼ばれています。「ポータル」は、陣地を広げる上で重要な場所となっており、これらを制圧していくことで、自分のチームの陣地を増やしていくのです。

DSCN0314.JPG
ingressの画面。実際の地図と連動しています。ココはたがさぽのあたりですね。

Ingressは、スマートフォンのGPS機能と連動しており、陣地を取るにはゲーム上のマップ(Googleマップと連動)を見ながら実際にその場所までいかなければなりません。この、ゲームと現実の融合がIngress最大の特徴といえます。

さて、ではゲームが地域おこしとどう関係があるのでしょうか。
史跡、記念碑、彫像、パブリックアート、図書館、郵便局、駅、教会、神社といったものを運営側に申請し、承認されればゲーム上で「ポータル」となります。「ポータル」に行くことがこのゲームのポイントとなるので、プレイヤーたちはその土地を訪れることになるのです。

DSCN0315.JPG
多賀城駅も「ポータル」の一つとなっています。

実際に地域ぐるみでIngressを使った地域おこしに力を入れているところがあります。

まずは、岩手県。こちらは自治体が積極的に取り組んでいます。
参考:http://www.pref.iwate.jp/event/moyooshi/031255.html
Googleが岩手県のIngressを活用した地域おこしに理解を示し、たくさんの「ポータル」が岩手県に生まれました。「ポータル」を探すまち歩きやingress初心者講座など、さまざまな企画を実施しています。県庁や協賛施設・店舗でのスマホ充電サービスもプレイヤーにとって嬉しいですね。

次に横須賀市。こちらも自治体が積極的に取り入れています。
参考:http://cocoyoko.net/ingress/
横須賀市にある三笠公園には、たくさんのモニュメントがあり、その分「ポータル」も多いのです。無人島「猿島」へ行く料金が半額になるIngress割もあるそうです。

石巻でも、Ingressのイベントが開催されました。Google、一般社団法人ISHINOMAKI2.0が協力して実現したようです。
参考:http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20140512_647793.html
石巻のまちを歩いてもらい、魅力とともに、震災の様子を知ってもらうことにもつながりました。


このように、これまであった地域の魅力を、新しい技術や若い世代の関心ごとと組み合わせることによって、より効果的にたくさんの人にPRすることができます。Ingressは、IT時代での地域おこしのモデルの一つといえますね。
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