データで見る多賀城 〜番外編:多賀城市の観光客に関するデータ〜 [2018年07月10日(Tue)]
こんにちは、スタッフの武内です。
7月も上旬が過ぎました。東北地方ではまだ梅雨空模様ですが、もうすぐ本格的な夏の到来も間近だと思います。 夏になると長期休みなども絡め、レジャーや観光の話題が良く出てきます。そこで今回は、ちょっと目先を変えて、多賀城市の観光客に関する表を作成しましたのでご紹介します。 表の作成にあたっては、Webでも公開されている宮城県経済商工観光部観光課の観光統計調査の平成22〜28年を活用しました。 元のデータに興味がある方は下記リンク先をご覧ください。 →観光統計概要(みやぎ観光ナビ内) 【多賀城市の観光入込客数と宿泊観光客数】 ![]() ※観光入込客とは 日常生活圏以外の場所へ旅行し、そこでの滞在が報酬を得ることを目的としない者。観光地点及び行祭事・イベントを訪れた者を観光入込客とします。 ※観光入込客数とは 都道府県の観光地点を訪れた観光入込客をカウントした値で、例えば、1人の観光入込客が当該都道府県内の複数の観光地点を訪れたとしても、1人回と数える。 【多賀城市を含む、主要観光地点別観光客入込数】 ![]() なお、それぞれの算出方法は公開されている観光統計調査によると下記のようになっています。 〔観光客入込数の算出方法〕 ・入場者数のカウント 入場者数を把握している観光地点では,管理者に入場者数の調査をします。 ・サンプリング調査による推計 観光地点内の駐車場を利用した車両台数をカウントし,車種毎の平均乗車人数を乗じて入 込数を算出しています。また,海水浴場や公園などでは,最盛時間に数えた利用者数に回転 数を乗じて調査日の入込数を算出しています。 〔宿泊観光客数の算出方法〕 宿泊施設の管理者に宿泊観光客数の調査をします。 いかがでしょうか? 多賀城全体の観光入込客数は東日本大震災の年は大きく減少し、翌年も震災前に比べるとかなり減少しています。しかしその後の2年間は震災後を上回る数字となりましたが、平成27年からは震災前より若干少ない数で推移しています。 次に多賀城市の宿泊観光客数を見てみると、こちらも東日本大震災の年は大きく減少したものの、翌年から急激に回復し、震災前の数を超えています。その後は年々上昇を続けていき平成27年には28万人を超えました。ただし次年時は25万2千人と若干減少しました。それでも震災前の2倍に迫る数字です。 多賀城市を含む、主要観光地点別観光客入込数では、『陸奥総社宮』、『東北歴史博物館』、『加瀬沼公園』が挙げられていました。それぞれの観光地点でも東日本大震災の年に大きく落ち込みますが、その後回復しているのがよく分かります。ただ『陸奥総社宮』は上下を繰り返す傾向を見せています。 主要観光地点については、今後別な地点に焦点が当たる場合もあるかもしれませんが、震災前から数が出ている地点ということで参考として、その推移を見てみるとよいかと思われます。 今回のデータは、これまでご紹介してきた地域のこれからの姿を考えるためのものとはやや異なりますが、多賀城の魅力を考える上で僅かではありますが参考になれば幸いです。 ※お願い※ 本ブログに掲載している表に関するお問い合せは、多賀城市市民活動サポートセンターにご連絡ください。 ・TEL:022-368-7745 ・eメール:tagajo@sapo-sen.jp |