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小規模多機能自治という考え方 〜応用編〜(地域毎の人口分布のグラフ@) [2017年06月27日(Tue)]
こんにちは、スタッフの武内です。

 前回、多賀城市全体の人口分布のグラフをお届けしました。
今回は、多賀城を地域毎に分類して作成した人口分布グラフから、新田地区高橋地区の結果をお届けします。
グラフは全地区掲載予定ですが、件数がかなりありますので何度かに分けてお送りいたします。

グラフの内容については18歳未満同居世帯率
高齢者率の分布です。
使用しているデータは、2000年〜2015年までの国勢調査の結果ですので5年毎になります。
地域の分類は国勢調査の結果を用いていますので、多賀城市の47行政区ではなく住所ベースです。
そのため、例えば『多賀城市○○1丁目』といった分け方になっていることをご了承ください。


新田地区(参考:2015年の人口→4,516人)

01_niida.jpg

2000年から2015年の15年の間に18歳未満同居世帯率は5%程度減り、高齢化率は10%程度増えていることがグラフから読み取れます。
ちなみに、多賀城市全体の2015年の18歳未満同居世帯率26.6%、高齢化率22.0%であることを考えると、新田地区はほぼ平均値であるといえます。


高橋地区(参考:2015年の人口→5,319人)
【高橋一丁目】

02_takahasi_01.JPG

2000年時点では18歳未満同居世帯率が30%、高齢者率10%程度です。
その後、18歳未満同居世帯率がやや減少しますが、2015年の時点では30%近くまで戻っています。
次に高齢者率に目を向けてみると、こちらは増加を続けていて、2015年では25%近くに達しています。
結果、2015年の高橋一丁目は18歳未満同居世帯率、高齢者率ともに多賀城市の平均値より若干高くなっています。


【高橋二丁目】

03_takahasi_02.JPG

2000年〜2015年まで、かなり特徴のある動きをしています。
2015年時点で見てみると18歳未満同居世帯率、高齢者率ともに過去よりも増加したという結果になりますが、18歳未満同居世帯率は増・減を5年周期で繰り返しているのに対し、高齢者率は増加を続けていることが分かります。
なお、2015年の状態を多賀城市全体の平均と比較すると一丁目と同様に、18歳未満同居世帯率・高齢者率ともに僅かながら高いものの、ほぼ平均値であることが分かります。


【高橋三丁目】

04_takahasi_03.JPG

ご覧のように2000年〜2015年まで18歳未満同居世帯率は、ほぼ20%で続いています。
ただ、高齢者率は2000年→2015年で15%以上増加し、2015年では25%を超えています。
2015年時点を見てみると、多賀城市全体の平均値からは18歳以上同居世帯率でやや低く、高齢者率で若干高くなっています。


【高橋四丁目】

05_takahasi_04.JPG

とても独特な形のグラフになっています。
2000年→2005年に掛けて、18歳未満同居世帯率が急激に増加し約30%から45%以上まで増加します。
その後、2015年には35%程度とピークから10%以上減少しています。
この間の高齢化率は2000年から2005年に掛けて僅かながら下がり、その後、増加しますが、スピードは緩やかで、2000年〜2015年の間に5%程度の増加にとどまっています。
2015年時点の状態を多賀城市全体の平均と比べても、18歳未満同居世帯率は高く、高齢化率は平均値程度とみることができます。


【高橋五丁目】

06_takahasi_05.JPG

高橋地区一丁目〜五丁目の中で最も18歳未満同居世帯率が高く、高齢化率が低いのが五丁目です。
特に18歳未満同居世帯率は2000年では50%を超えています。2015年までに10%以上減少しましたが、それでも40%近い数字を示しています。
一方、高齢化率をみてみると、2015年時点で15%程度と、他と比べても低い値です。ただ2000年〜2010年までは2.5%程度の増加でしたが、2010年→2015年では5%以上の増加になっていることから、今後は高齢者率の増加幅がやや大きくなりそうであると予想されます。


【高橋地区の人口分布グラフ】

07_takahasi_all.JPG

最後は、高橋一丁目〜五丁目を1つのグラフにまとめて表示したものです。
これを見ると、18歳未満同居世帯率では最も高い地域と低い地域では2倍ぐらいの差が、高齢者率でも1.6倍以上の差があります。すぐ隣の地区や町内でも人口分布が均一ではなく、それぞれの状態を視覚的に捉えることができるかと思います。また、状態が違えばそれぞれの地区で実施していることや、お悩み・課題なども異なっているかと思います。
このグラフが、そうした地域のことを考えるキッカケとなれば幸いです。

これからも、多賀城市内の各地域の人口分布の詳細グラフを紹介していきます。
全ての地区をご紹介するまでかなりお時間をいただくことになるかと思いますが、お待ちいただければと思います。

※掲載しているグラフはIIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]発行のソシオ・マネジメントvol.3〜小規模多機能自治−総働で、人「交」密度を高める〜 に掲載の『地域の状況を定量的・相対的に共有するための6枚のスライド』内の高齢者率と18歳未満同居世帯率の分布グラフを元に作成しています。

※お願い※
本ブログの掲載データに関するお問い合せは、多賀城市市民活動サポートセンターにご連絡ください。
・TEL:022-368-7745
・eメール:tagajo@sapo-sen.jp
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