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ホームレスの自立を目指す「ビッグイシュー」 [2015年06月25日(Thu)]
こんにちは。スタッフの阿部です。毎週木曜日は市内外の取り組みや団体を紹介しています。

みなさんは、仙台のアーケード入り口で赤い帽子を被り、冊子を販売している方を見かけたことはありませんか?
販売員さんが売っているのは、「ビックイシュー」という冊子です。(有)ビッグイシュー日本が、ホームレスの方に仕事を提供し、自立を応援することを目的として行っている事業です。1冊350円で販売しており、180円が販売の収入になります。


ホームレスになる原因は様々ですが、その多くの方が失業、病気、障害、破産など、色々な条件が重なった上に、友人や家族などの身近な絆を失い、孤独な状況に置かれています。ビックイシューを購入することは、一度失敗しても再チャレンジできる社会をつくることの貢献につながります。
さて、そんな冊子「ビックイシュー」ですが、どんな中身なのでしょうか?誌面は、以下の4つをコンセプトに掲げています。

@世界のストリートペーパー・ネットワークで日本と世界をつなぐ国際雑誌
A 時代のマイナス条件をプラスに転換し、若い世代が生きやすい社会をつくる社会変革雑誌
B セレブからホームレスまで、誌面で多様な人生が展開する人間雑誌
C 意外性を楽しむポストエンターテインメント雑誌


誌面は、国際記事、国内特集、バックビート(音楽、映画など)、販売者ストーリー、人生相談などの4部構成です。どれも読みやすいのに読み応えがあり、考えさせられる記事ばかりです。私が好きな記事は、ビッグイシュー販売員による人気連載「人生相談」。人間関係の悩みに対して、いいところを褒めてくれたり、明るく励ましてくれたりと、全国の販売員さんが寄り添いながら優しく答えてくれます。また、通常の会話はほとんどできないという重度の自閉症者である東田直樹さんが綴る連載「自閉症の僕が生きていく風景」は、読んだときにとても衝撃を受けました。会話は出来ないけれど、自閉症の方から見える世界や気持ちを、分かりやすく教えてくれています。
ホームレスの人の自立を応援できるだけでなく、読み物としてもおもしろい「ビックイシュー」、ぜひ購入してみてはいかがでしょうか?

7/25(土)には、仙台市弁護士会館にて、ビックイシュー日本版・仙台販売満10周年記念イベントが開催されます!代表の佐野章二さんのお話や、バックナンバーの展示・販売もあります。詳しくはこちらをご覧ください。
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