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NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークからみなさまへ

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【橘の会】第4回聞こえない人のための能楽体験教室 開催報告 [2018年09月25日(Tue)]
不安定に降り続いた雨も上がり、穏やかな秋空が広がった9月24日、“参加者とスタッフのための大感謝祭!”というサブテーマで能楽教室が開催されました。
 
・・参加者が数少ないうえに聞こえない人が誰もいないという事態に、一時は諦めて中止にしたほうがよいのでは?という迷いが心によぎりましたが、
「大事なのは参加人数よりも、事例をつくること」というシャムロックレコード株式会社 青木氏の言葉に救われながら、前向きに続行しました。
その結果、参加者の皆さんをはじめスタッフの皆さん、そして能楽師の梅若 万佐晴先生とご家族の皆さん全員が絶妙に一体化して盛り上がり、いつもの体験教室とは少し違った試みを実践する機会にも恵まれました。
これはもう、4年間地道に築き上げて来たそれぞれの信頼関係の賜物としか説明のしようがありません。

DSC_0554K.jpg

それにしても聞こえない人が参加していないのに、なぜ手話通訳が必要なのだろうか?と思われるかもしれません。
他国語のラジオなどをBGMとして聞き流しているように、手話を見流しながらその魅力に触れていられる環境が聞こえる人たちにあっても良いと思っています。

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手話通訳の方が毎年愉しみにしてくださる事を知っているからこそ、心を預けて想いを託す事が出来るのですが、特に今回は音声から手話へ通訳していただくだけでなく、面を掛けながら、はたまた能「羽衣」の一部を梅若先生と一緒に手話で謡っていただく「手謡」にも快く応じてくださいました。

DSC_0502K.jpg

既にこの教室ではお馴染みとなった、UDトークを使用して謡の文字を鏡板に投影した文字と手話と音声が能舞台で響き合う特別な空間で、参加したお一人お一人が、それぞれに「幽玄の世界」を体験されました。「このような能楽コンテンツを他のイベントでもぜひ試してみたい」という嬉しいお声もいただき、最後まで諦めずに開催出来た達成感はひとしおでした。
愉しいひとときをご一緒くださいました皆様、本当にありがとうございました。

主催:橘の会
共催:特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)
協力:Shamrock Records株式会社
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