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NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークからみなさまへ

「みんなで一緒に舞台を楽しもう!」を合言葉に活動中。
演劇・舞台を一緒に楽しむため、さまざまな観劇サポートを展開!
 
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舞台手話通訳にチャレンジしました【助成:アーツカウンシル東京・アーツサポ東京】 [2018年02月15日(Thu)]
TA-netで2月4日(日)に文京アカデミー演戯塾卒業生公演において
舞台手話通訳への監修を行いました。
(アーツサポ東京・助成事業)

詳細→http://blog.canpan.info/ta-net/archive/445

このたび、無事に終了し、手話通訳を担当した三澤かがりさんから感想をいただきました。


**********
5年前、ニューヨークのセントラルパーク野外劇場で観た手話通訳付きのシェークスピア劇に魅せられ、いつかは舞台通訳をやってみたいと思い続けていました。
2015年8月にTA-netの英国視察に同行させていただいた際には、Theatresignの舞台手話通訳者Donnaの“ボディーガード”の舞台の手話通訳を観ることができ、役者のセリフや動きを余すことなく表現しているその技術の高さに感服し憧れながらも、やはり自分には到底できないことだと半ば諦めていました。
そんな折、昨年3月、知り合いの演出家から

「僕が脚本を書いた劇を障害の有無に関係なく、みんなに観てほしい。手始めに手話通訳を付けたい。協力してもらえないか?」

との打診があり、諦めていた想いが再び頭をもたげてきました。
舞台手話通訳の経験豊富な米内山陽子さんに相談すると
「協力するからやってみるとよい。楽しいよ。」
と言ってもらえ、少し気持ちが動きました。
その後、廣川理事長に相談すると、
「いいチャンスだから、やりなさい。」
とさらに背中を押され、気持ちが固まりました。

講演会などの手話通訳はしてきましたが、
舞台手話通訳の全くの素人があまりにも大胆なことだったと、今考えても冷や汗が出ます。


文京区の文京アカデミー主催で区民参加型演劇に手話通訳が付くには21年の歴史の中で初めて。
演出家どころか、手話通訳者本人も舞台手話通訳は初めて。
「初めて」だらけの中、いつからどのように始めてよいのかわからず、
手話通訳の指導をしてくださるという米内山さんに連絡を取ることも躊躇していました。

その時、廣川理事長から
アーツサポ東京からの助成を手話通訳指導に使ったらどうかというお話があり、
すぐに演出家と文京アカデミーの担当者との会合を持つことができました。

米内山さんにはお忙しい中、
数回の舞台手話通訳者としての注意点や手話指導、
廣川さん、ろうモニターを務めてくださった小林さん、石川さんからも多くのアドバイスをいただき、なんとか本番を迎えることができました。

「手話通訳者は舞台中央の台の上で」という演出家の一声で立ち位置が決まりしたが、
役者たちの動きと手話を同時に視野に入れられる最も目立つこの位置に手話通訳者がいることにろう者たちが喜んでくれたのはもとより、手話を知らない観客からも驚きと感激の感想が多くありました。

矢継ぎ早に出てくるセリフをどのような手話に簡潔に置き換えていけばよいかを考えて、
舞台の役者の動きに合わせたロールシフトの練習にはかなりの時間を要しましたが、
演劇を見たことがないというろう者からの「楽しかった!」という一言ですべてが報われました。

手話の表現力、美しさを十分に伝えられたとは全く思っていませんが、
手話が音声日本語と同じように、否、それ以上に人の営みや心情を伝えきれる言語であることを観客に知ってもらうよい機会になったと思います。

改めて、「手話は言語だ!」と実感した貴重な体験となりました。
来年も「ぶんきょう演戯塾」として舞台に手話通訳が付くと決定しました。

文京アカデミーの人たちも
「わからないことばかりで始めた試みだったがとても勉強になった。これから広げていきたい。」
と意気込みを話しています。
TA-netのご支援とご協力に心から感謝申し上げます。

********

当日の様子はシビックホールのフェイスブックページからご確認いただけます。
https://www.facebook.com/bunkyocivichall/


TA-netでは、字幕だけでなく、手話による観劇サポートも重要と考えています。
今後は手話による観劇サポートの研究から養成に取り組みます。

ご期待ください!


助成:アーツカウンシル東京・アーツサポ東京
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