高松丸亀町商店街 3[2009年05月28日(Thu)]
香川県高松市 高松丸亀町商店街 3
○まちづくり会社設立と再開発のスキーム
中心市街地活性化法が制定されると、再開発ビルの運営・管理する会社として、商店街と高松市の出資により、平成10年、高松丸亀町まちづくり会社が設立された。
A街区は、特定業務代行方式を採用、本来、再開発の事業施工者(まちづくり会社)に代行して工事施工者と保留床取得者を1組で選ぶが、A街区は平成15年、設立の権利者の共同出資会社「壱番街株式会社」が東館(1から3階、権利床)は地権者が権利変換をして取得、定期借地権賃貸する。西館(1から4階、保留床)は取得し、まちづくり会社に貸与、同社が商業施設の運営・管理を行う。
地権者の合意を得ることが最大の課題であったが、所有権と使用権を分離することで、地権者は土地を売却せずに定期借地権を活用することで保留床価格を低く設定しテナントの進出を容易にした。そして、地権者は6%の地代家賃を受け取る。保留床は権利者の壱番街株式会社が取得するため、特定業務代行者(工事施工共同企業体)は分譲マンション部分のリスクを負担するだけとなった。
○人材の育成と開発資金
再開発の複雑な仕組みを活用するにあたり、大勢の都市プランナーやコンサルが関わり、かなりの負担が商店街にあった。それを可能にしたのが商店街の先輩・有志が出資して昭和47年設立した丸亀不動産、駐車場経営の成功にある。現在1,000台収容する駐車場収益がこれからも事業推進の源泉となる。
事業が結実するまでの16年間、この推進の担い手としての青年会の活躍がある。現在の古川専務理事、開発担当の明石副理事長もこの時代、青年部に所属していた。前理事長の青年会を中心にした人材育成と100年後を考えた街づくりが成功の鍵となった。
ドームからA・B街区を望む
B街区の工事案内
美術館通りから見たC街区?
ドームから見た丸亀商店街のアーケードの屋根
○まちづくり会社設立と再開発のスキーム
中心市街地活性化法が制定されると、再開発ビルの運営・管理する会社として、商店街と高松市の出資により、平成10年、高松丸亀町まちづくり会社が設立された。
A街区は、特定業務代行方式を採用、本来、再開発の事業施工者(まちづくり会社)に代行して工事施工者と保留床取得者を1組で選ぶが、A街区は平成15年、設立の権利者の共同出資会社「壱番街株式会社」が東館(1から3階、権利床)は地権者が権利変換をして取得、定期借地権賃貸する。西館(1から4階、保留床)は取得し、まちづくり会社に貸与、同社が商業施設の運営・管理を行う。
地権者の合意を得ることが最大の課題であったが、所有権と使用権を分離することで、地権者は土地を売却せずに定期借地権を活用することで保留床価格を低く設定しテナントの進出を容易にした。そして、地権者は6%の地代家賃を受け取る。保留床は権利者の壱番街株式会社が取得するため、特定業務代行者(工事施工共同企業体)は分譲マンション部分のリスクを負担するだけとなった。
○人材の育成と開発資金
再開発の複雑な仕組みを活用するにあたり、大勢の都市プランナーやコンサルが関わり、かなりの負担が商店街にあった。それを可能にしたのが商店街の先輩・有志が出資して昭和47年設立した丸亀不動産、駐車場経営の成功にある。現在1,000台収容する駐車場収益がこれからも事業推進の源泉となる。
事業が結実するまでの16年間、この推進の担い手としての青年会の活躍がある。現在の古川専務理事、開発担当の明石副理事長もこの時代、青年部に所属していた。前理事長の青年会を中心にした人材育成と100年後を考えた街づくりが成功の鍵となった。
ドームからA・B街区を望む
B街区の工事案内
美術館通りから見たC街区?
ドームから見た丸亀商店街のアーケードの屋根